Endurance Rooftop 屋上で飯食うのが、何時もの俺たち。 屋上は案外、人が来ない。 …来たとしてもアレだ、腐女子。 俺たちを見ながら飯を食う。 …まぁ、別にいいんだけどね、うん…。 狼河が嬉しそうな声で俺に話しかけてきた。 『奈々瀬、今日は誰もいないみてーだぞ。』 『んー…そう。』 何となく気の無い返事をした。 あー、なんだって?肝心なところ、全然覚えてねぇんだけど。 狼河はくるりと俺の方を向いて、俯き加減でぼそぼそ喋った。 『奈々瀬は俺の話ちゃんと聞いてくれないよな…。何時もそうやって流して…。』 あぁ…。機嫌損ねたか? 『…悪かったって…。』 『…取り敢えず、飯…。』 …本当にどんな時でも腹は空くモンだな。 まぁ、可愛いな。 『あそこに座ろ?』 狼河が指さす方向、調度影になってる部分だ。 狼河は日に当たるの嫌いだからな。 『ん。』 またちょっと頬を膨らませた狼河。 [*like...?][love!#] [戻る] |