愛してほしいの!
誘ってる?
「大丈夫!?紫苑君…。」
紫苑君を見て絶句した。
千秋に嬲られた身体はピンク色になっていて、胸の飾りはピンと立っている。
綺麗な金色の髪を乱れさせ、目には涙が浮かんでいる。
それに…、紫苑君のモノが苦しそうにズボンを押し上げていた。
「…紫苑君…?」
俺が呼ぶと恥ずかしそうにコッチを見る。
せんせぇ…とか細い声で俺を呼ぶ。
…紫苑君は俺に何を求めているの?
『せんせぇ…。せんせぇの部屋に行きたぃ///』
真っ赤な顔で、上目遣いで、息が荒くて…。
プツンと俺の中で何かが切れた。
「おいおぃ、そのかわい仔ちゃん、どーするつもり?」
復活した千秋が俺に尋ねる。
俺はいたって普通に、
「部屋に持ってく。」
と即答。
当たり前だろ。紫苑君が行きたいっつってんだから。
「ハァ…お前、その仔熱あんじゃ無かったの?」
「あー、そうそう、」
くるっと千秋の方をみて、笑顔を作る。
「…どうだったの?」
顔はやっぱり笑ってる。でも、威圧感とかで、ね。
「おー怖ぇ。案の定熱は無かったなぁ。もっと遊びたかったんだけどなぁ…。」
「そっか、よかった。」
それだけ言って保健室を後にした。
紫苑君を抱き上げ俺の部屋へ向かう足取りは軽かった。
[*嫌い][好き#]
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