star.08
ステージの隅においておいたスポーツドリンクを口に含みCMで、ある今は成功を祈るだけだった。
そんな中、藤堂は総司なら出来るとっと信じていた。
そして、CMが開く。
『続いては…』
MCが曲紹介をする。
総司の曲はア・カペラから入るため、スタジオ一杯に歌声が響く。
もう先輩とか、後輩とかプレッシャーとか、そんなの関係ない。沖田は沖田の持っている、力を出そうと歌い出した。
入りの息遣いまで、マイクを通りスタジオに響く。綺麗に歌い出す沖田。きっと、この入りは土方も、文句はないだろう。
それとは裏腹にスタジオのステージ、ではなく総司の真っ正面には今、到着したのかmihoがたっていた。
みんなからは見えないmihoの顔。何故か死んでいるような顔に見えた。
沖田は何故、彼女があのような顔をするのかわからなかった。
自然とmihoの方を見て歌っていた。
あぁ。誰かに向かって歌うのは良いことなんだ…。僕、歌い方変わった…今。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!