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star.06
もう、
「mihoさん入ります!!」
本番10分前。

ギリギリの時刻に到着したからか少し焦り気味だが、ニコニコしながら、おねがいします!っとmihoは沖田たちの前に現れた。

沖田と藤堂はそんなmihoをじっと見ていた。

三人の中で最初は藤堂だった。
藤堂は薄桜高校、芸能科の二年生だ。
成績は中の下。イマイチの成績だがスポーツと音楽に関しては光一だと思われるほどだ。

藤堂の売りは元気とノリ。
そして、時折見せるクールな表情。女はギャップに弱いと言うから、藤堂はそのギャップを活かしてヒットした。元気、ノリを活かせるのはバラエティっていうことでバラエティ番組のほうにもよく出る。しかし、まだ、高校二年ってこともあって、レギュラー番組は三つ。でも、結構忙しいほうだ。

アイドルもピンキリが激しい。
藤堂、沖田が所属する近藤事務所も、沖田たちのおかげ会社が大きくなったと言っても過言ではない。

藤堂は小道具である、ステッキを片手にダンスをする。アイドルたる物、ダンスは必要。ダンスもでき、歌も出来なければ口パクと言うことになりかねない。馬鹿にされるところも良いところだ。

ステッキは途中でバックダンサーに投げる。
間奏部はダンスは激しくなる。
今日のパフォーマンスは70点。
ファンサービスがあった方が面白いだの後で土方に叱られるーっ!なんて内心思いつつ曲は終わる。

マイクに通らないが息がきれていて、肩で呼吸をしている状態だ。
たった一分半のパフォーマンスだがダンスと歌を同時にやるのきついのだ。

そして、余韻が終わるとお辞儀をする。
テレビでみればCMが入る。

沖田は裏に入り、藤堂を追いかける。



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あきゅろす。
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