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star.05

J.Starは午後8時からの生放送だが…。

「え?mihoはギリギリ到着だと?」

「はいっ!…雑誌の取材が延びているらしくて…。」

ディレクターとプロデューサーが言い合っている。何かと思えばmihoの話だ。

沖田は耳を傾けていた。
今は午後6時、15分前。6時からはJ.Sの全体リハーサルが始まる。

「しかし、トリがmihoって言うのは明日は良い日になるんじゃねーか?」

「そーだな。」

沖田はまだわからなかった彼女の良さを。
そーりゃぁ、ある意味の時代遅れと言うやつだった。自分は芸能人で有名なのに他の物の事は知らない。何にもあんまり興味を示さない沖田らしいが、社長の近藤や、副社長の土方さんは少々頭を抱えている。

ドラマとかに出る際も出演者の情報を片っ端から調べまくって世間的な事だけ覚えて、仕事に望んでいる。
だから、帰ってからmihoのことを少しだけ調べようと思ってたりする。

少なからず興味を持った事に違いない。
けど、自分の上に人が立っているのは嫌いだ。
自分は近藤のためだけに働いてるんだ。っと言い聞かせているようなやり方しか沖田はしない。

だから、無理をするなっと言わなければ仕事も何でもかんでも受けようとする。
しかし、言う事を聞かないで倒れそうになる事もしばしば…。

「おい。総司、また、行き過ぎた行動は取るなよ?」

藤堂が念に注意する。
沖田は受け流すかのようにはいはいっと、言った。

きっと、沖田は今日何かをするはずなのだ。



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