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こねた
暖かい掌[日雛]

日雛(雛森誕生日記念)



暖かい陽射しが降り注ぎ、ふわりと心地好い風が頬を撫でていく。
昨日まで雨が降り続いていたのがまるで嘘のよう。空を見上げると、思わず頬が緩んでしまう。


「おい、なにしてんだよ?」


そんな私に、偉そうで尚且つ不機嫌そうな声がかかる。私はそれにもくすりと笑ってしまう。

「もう、シロちゃんったら相変わらずなんだからっ」

「な、なにがだよっ!?」

私がくすくす笑っているのが気に入らないのか苛立ちの伝わる声色。でも、幼馴染みのそんな態度なんて慣れっこ。動じたりなんかしないんだから!!


「久しぶりに良い天気なのよ、空を見上げてみるのくらいシロちゃんもしたら??」

「んなことすんのはお前くらいだよ、いい年して」

「なっ、年は関係ないでしょっ!!」

ぷぅっと頬を膨らませ、少し先にいる幼馴染みを睨む。けれど、先程の私と同じで全く動じない。もう、私の方が年上なのに!!

「それに、久しぶりにシロちゃんと会えたのが嬉しいんだもん……」

「なっ…!?」


あれ、赤くなった…?
照れてる、のかな?
可愛いなぁ、シロちゃん…


「シロちゃんっ!!」

赤くなった顔を見られないように反らしたままの幼馴染みに駆け寄り手をぎゅっと握る。

「お、おいっ!?」

「ほら、いこっ!!」

今度は私が先頭をきって歩きだす。後ろの幼馴染みがおいっとか離せっとか言ってる気がするけど気にしない!!

だって、皆待ってるもの。
シロちゃんが企画してくれた、私の誕生日会。
乱菊さんがこっそり教えてくれた時は嬉しくて嬉しくて。今でも、顔が綻んでいるのがわかるくらい。



ありがとう、シロちゃん!!
大好きよっ!!







久しぶりに書いてみた。相変わらず駄目だなと実感。しかも、誕生日な感じが全くしないじゃないかっ!!




110603


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あきゅろす。
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