想い月 SIDE泉華 あの鈴倉綾という男…随分と乱れた生活をしていた用ですね… しかし何とも不可解なのはこちらへ来る前に会ったと言う人物。 眠る前の記憶は鮮明に覚えているように見えたがその人物だけ思い出せないとは何とも不自然だ… あの者が嘘をついているかその男が何らかの記憶操作をしたか… なんにせよ厄介なことを。 毎日当たり前になった溜息を零しいつも厄介事を押し付けてくる上司の元へ報告に向かう どうせ今頃執務にも飽きて抜け出そうとしているのだろう 「はぁ………」 今度長期休暇でも取ろうかな… [*前][次#] [戻る] |