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フリー小説置き場
静かな月夜に@
輝きの泉のほとりで、セネルとクロエは鍛練の手を止めて一休みをしていた。
聞こえてくるのは幽かな風の音と水のせせらぎ。
夜の泉はとても静かで。
こうして、夜にセネルと2人で鍛練をすることはクロエにとって、とても楽しみなことだった。

クロエにとって、セネルは鍛練の相手として申し分のない腕前であるということもあるが、なによりもセネルと2人でいられる数少ない一時なのだ。

日中は、セネルはウィルを手伝って何かと慌ただしい日々を送っている。
そのため、いつも一緒にいられるわけではないからこそ、クロエにとってこの時間は、かけがえのないものだった。


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