第一分室 弐 胸に秘めた言葉C クロエの返事に、セネルはほっとしたように溜め息をついた。 「…何だ?わたしに聞かれては困るのか?」 「そういうわけじゃ…。 いや、そうなのかもしれないか」 はっきりとしないセネルの返事に、クロエはそれ以上聞くのを止めたのだった。 まさか、言えるはずがなかった。 クロエに告白する夢を見ていたなんて。 聞かれなくて、本当によかった。 …いつか、きちんと伝えよう。 そう思っているのだから。 終 3113HIT町屋 実樹さまへ捧げます。 セネクロでした。 セネルの寝起きは、スタン親子ほどではないと思っているのですが…。 町屋 実樹さま、リクエストありがとうございました! [前へ] [戻る] |