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素敵小説の部屋

仲間がそれぞれにくつろいでいる中、ピンクのツインテールだけが見えない。
それは、どことなく不安で、一秒でも長く彼女を見ていたくて。

「…ジーニアス、後片付けは私に任せて、遊びに行ってもよくてよ?」

「えっ…、でも姉さん」

ゆっくりと首を振り、リフィルの瞳が優しげに揺れる。
自分が抱いている思いなど、とうの昔に見抜いているのだろう。

「…じゃあ、行ってくる。ありがとう姉さん!」

「ええ、行ってらっしゃい」

姉の好意に甘え、勢いよく走り出す。
目指すは、愛しの彼女の隣。
胸が高鳴る。
二人で同じ時間を過ごせることを思うと、どこまでも走っていけそうな気がした。


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あきゅろす。
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