[携帯モード] [URL送信]

素敵小説の部屋

「シンクは…誕生日、いつ?」

アリエッタが唐突に聞いてきたのは、導師イオンの誕生日が数日後に迫ったある日の事。

導師イオンの誕生日。
それは、一個人の誕生日を祝うものではなく、ローレライ教団のイベントに近い。

「…何、急に」
「シンクの誕生日…知らない、から…」

レプリカであるイオンやシンクにとって、その日はあくまでもオリジナルの誕生日。
シンクの誕生日、は。



Anniversary



「…知らない」



[次へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!