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第三分室
回帰(邑姜)
どこまでも続く草の海
そこは
なつかしいと、感じる場所
この身体を脈々と流れている血が
呼び起こす
感覚
魂が
帰ってきたと
歓喜の涙を流す
わたしたちの大地
わたしたちが生きてきた場所
そして
わたしたちが還るべき場所
草を揺らし
流れていく風
どこまでも遠く
吹き抜けていく
わたしもやがて
この地へと
還ってくることが
できるのだろうか
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