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第二分室
退行のすすめ?G
アニシナが元に戻って一安心。
そこでようやくグウェンダルは我に返った。
作業が始まってからずっと、椅子代わりにされていたので慣れてしまっていたのだが、今の状況は…
アニシナがグウェンダルの膝のうえに座っているという状態である。
今度こそ、グウェンダルは立ち上がろうと腰を浮かせかけた。
突然グウェンダルに立ち上がりかけられて、アニシナはとっさに彼にしがみついた。
「何をするのです。危ないではありませんか!」
「あ、ああ。すまなかった」
さらに、状況が悪化しているような気がする。
この状態を誰かに見られたらどうなるか…
そう思っている時に限って、誰かが訪ねて来るものである。
「アニシナ?毒女アニシナの続きを借りに来たんだが…」

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