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第二分室
退行のすすめ?F
「アニシナ?」
今のところ、何の変化も見られない。
失敗したのではないか?と、続けようとしてグウェンダルはそのまま言葉を止めた。
さきほどまでは、胸の高さくらいにあったアニシナの頭が、肩の高さになっていた。
「成功したようだな」
「当然です」
ゆっくりと時間を掛けてアニシナは元の大きさに戻っていった。
薬を飲んで数分後には、すっかり元の大きさに戻ることができた。
「グウェン、助かりました。貴方が手を貸してくれたおかげですね。
思ったより短い時間で戻ることができたようです」
不本意だか、自分一人では必要な材料をそろえることすらできなかったのだ。
今回は、グウェンダルに感謝しなければいけないだろう。

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