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第二分室
豆と牛乳D
「どんな料理に混ぜたらいいかなぁ…。
やっぱり粉だから、溶かして使ったほうがいいと思う?」
「うん…そうだね。スープになんてどうかな?」
「あっ、それはいいかも!
でも、溶かすならハンバーグなんかでもよさそうよね」
ひき肉に混ぜて、一緒に焼いたらどうだろう?
ウインリィもアルフォンスも、頭の中で少し考えてみる。
いいかもしれない。
「それは名案だね」
「そう思う?じゃあ、さっそく今日から使ってみるわ」

妙に張り切っているウインリィを見ながら、兄弟は顔を見合わせた。
「…楽しそうだね、ウインリィ」
「そうだな」
「楽しみにしててね、エド。
今日の夕食はカルシウム強化ハンバーグよ!」


楽しそうな鼻唄が台所から聞こえてくる。
カルシウムの粉だとは言ったけれど、それはもちろん本当のことではなかった。
本当はただのスキムミルクだったということは、一生秘密にしておこう。
アルフォンスはそう心に誓ったのだった。


カルシウムの話でした。

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あきゅろす。
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