[携帯モード] [URL送信]

第二分室
豆と牛乳B
何を考えているのかはわからないが、なんとなく不吉な予感がしたエドワードは、とりあえず釘を刺しておいた。
「…せめて、人の食べられるものにしておいてくれ…」
「まっかせなさい!カルシウムたっぷりで、なおかつ栄養もたっぷりな豆乳料理を披露してあげるから」
妙に自信のある様子が、さらに不安をあおる。
ウインリィは決して料理が下手というわけではないが、創作料理というのが不安なのだ。

「でも、豆乳って、牛乳よりカルシウムはどうしても少ないから…ちょっと、効率が悪いかもしれないなぁ…」
「えぇ?そうなの?」
豆乳で牛乳ビン一本分のカルシウムを摂ろうとすると、豆乳をだいたい1500t飲む計算になる。
1500tの豆乳となると、さすがに多い。
豆を250gと豆乳を1500t。
どちらも、毎日となると、飽きるに違いない。
「だから、料理にこれを混ぜたほうがいいと思うんだ」
アルフォンスが取り出したのは、さらさらとした淡黄色の粉だった。

[前へ][次へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!