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第二分室
豆と牛乳@
食事を終えたエドワードの食卓には、いつもと同じように残っているものがあった。
それを発見したウインリィは、溜め息混じりに指摘する。
「また牛乳残してるし…」
隣で呆れたように溜め息をつかれ、エドワードは憮然としながらまたいつもと同じように言い返した。
「牛乳を無理して飲まなくても、背は伸びるもんなんだよ」
「そう?まぁね…確かに、伸びてるみたいだけどね
…ものすごくスローペースみたいだけど」
上から見下ろすように言われて、エドワードは再び憮然てする。
「うるせ」
「でも兄さん、カルシウムを摂るには牛乳が一番効率がいいんじゃないの?」
「うっ…」
確かに、その通りだった。
カルシウムといったら牛乳。
専門の人でなくてもわかる、基本中の基本である。

「ねぇ、アル。牛乳以外にカルシウムがたくさん摂れる食べ物って、何があると思う?」
ウインリィの質問に、アルフォンスは少し思案する。
「う〜ん…。小魚と、あと牛乳と同じ乳製品…ほかには豆、かな」
豆。という言葉に、すかさずエドワードから反撃がきた。



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