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Respect



−ぐちゅっ

「んぐぅぅああぁッ!!!」

杏の痛がる様子に胸が痛んだが、それと同時に杏の中に入れた快感が下半身から全身に伝わり、このまま杏をグチャグチャに犯したい、欲望を全てこの中にぶちまけて杏を犯しまくりたい、滅茶苦茶に抱きたいという激しい欲望が渦巻く。

杏は一生懸命耐えて俺を受け入れようとしていたが、初めて挿入されたであろうアナルは限界まで伸びて赤く色付いていた。


乱暴にしたら簡単に切れてしまいそうで怖かったが、杏を犯したい、でも、杏を傷つけたくない、杏に苦しい思いをさせたくない。

…それなのに、狂気にも似た愛しさがあふれ出して歯止めが利きそうに無い。


俺の中の天秤が左右に激しく揺れている。

この愛しい存在に無理はさせたくない、でも本当は…
杏が壊れる程に激しく抱きたい。


この細い体を揺さぶり、何度も何度も貫いて欲望を注ぎ込み、杏のペニスからも精を搾り取りたい。

もともと乱暴者な性質を内に秘める俺の野生的な部分が見え隠れする中、無いにひとしい理性で落ち着きを装いつつ、俺はゆっくりと挿入して根元まで埋め込んだ。

頭が沸騰しそうな程に興奮していたものの杏の負担を考えると自分勝手に腰を振るうことなんて出来なかった。



「杏、平気か?」

「は…はい…、せんぱいが、やさしいから…平気です」

「…あんず」

「はい」

「…一緒に、気持ち良くなろうな」

杏の前髪を優しくかき上げてると、杏はクリクリとした大きな瞳で俺の顔を見上げた。



「………はい」


少し間を開けて、杏が微笑んだ。



やばい。

マジで可愛すぎた。

心臓がバクバクと高鳴って、激しい愛情が全身に込上げて脳内の何かが再びプッチンと音を立てて切れそうになる。

だが、ここで紳士の仮面を崩して野獣の様に杏を貪っては駄目だ。


我慢に我慢を重ね、杏の体が慣れるまで極力負担が無いようにゆっくりと腰を動かし、結合部分を馴染ませた。


今まで女にだってこんなに優しく抱いたことが無い。


杏や仲間の前ではクールを気取っているけど、マジの喧嘩やSEXにおいては激情型…なんて事は杏も知らないだろう。


俺がSEXの最中や抱く相手に対して優しくするのは杏が始めてなんだぞ。と、言ってやりたいが、感情を表に出したり口に出すのは止めにした。


今は言葉じゃなくて、体で愛情を伝えようと思う。



ゆっくりと腰を動かし、竿の抜き差しを繰り返した。

杏の体に負担が掛からぬ様、あくまでも緩慢な動きだ。


「あんず、わかるか?今、杏のココが俺のを咥えているんだぞ?」

「…はっ、言わないで…ください」

杏は恥ずかしそうに首を左右に振った。


こんな可愛い反応をされると、もっといじめたくなる。


結合部も慣れてきたようで、俺は腰の動きを少しずつ早めていった。


「ッ…んっ、ぁ、ああぁん」

俺の陰茎を咥えて初めて杏の口から熱い吐息が漏れた。

俺にアナルを貫かれて…感じ始めている?



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