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「そろそろ俺のが欲しくなる頃合だよね」

龍一が指を抜くと、俺の脚を左右に開き龍一が自分のズボンのファスナーを下ろし大きく勃起した陰茎を取り出すと先端を俺のアナルに付けた。

「・ぃ・・嫌だ!」

その瞬間、俺の脳裏に淳の顔が浮かんだ。


「嫌だよ、龍一・・・挿入しないで・・・」

俺はここにきてようやく大粒の涙を流した。

俺にペニスを宛がったまま、龍一はそんな俺を少し驚いた顔で見ていた。

「雅人・・・・」

「お願い、入れないで。お願いだから」

淳の顔と声が脳内に響いてしょうがない。
今、龍一と一つに繋がってしまったら俺・・・明日淳に想いを告げるどころか、淳に合う事自体が苦しくなってしまう。


-その時だった

聴きなれたメロディが部屋に鳴り響く

それは壁に綺麗に掛けられていた俺の制服から鳴っていた。

龍一の顔がとたんに険しくなった。

龍一は無言で俺から離れると、着ていた服を全て脱ぎ捨てる。
そして、俺は龍一のパンツを口に含まされた。

「ふぐぅっ!うぐぅッ!!!」

何のつもりだ?!

目線だけで龍一を追うと、龍一は勝手に俺の携帯に触れた

ディスプレイを見てさらに龍一の顔が強張った

「淳・・・やっぱりか」
龍一の口から淳の名前が出た瞬間、俺の心臓は飛び跳ねた。

「Video conferencing telephone・・・テレビ電話?」

これがテレビ電話モードで有る事をユーザーに知らせる為にディスプレイ上に流れるテロップを読んだ龍一。

そして俺が予想だにしなかった予期せぬ事態が起きた



『こんばんみー雅ぁ〜♪・・・・ア゛ッ!?』
龍一が淳からの電話をとったのだ

「気安く雅人の名前を呼ぶな・・・忌々しい」

『はぁ?何で雅の携帯にお前が出てんねん!?雅はどないした?』

「知りたいか?」

龍一が笑いながらベットへと戻ってくる

「お前、最近雅人にちょっかい出しているみたいだし良い機会だから特別に見せてやるよ」


まさか・・・やめろ・・・よ。
龍一に限って・・・

そんな・・・

龍一がカメラ部分を指で押さえてディスプレイを俺に向ける。
淳からは画面が真っ暗で何も見えていないのか、ディスプレイ越しの淳は首を傾げていた。

龍一の目はひどく怒っているようだった。

「んぐぅ!ふぐぅううっんんんんーーッ!」

龍一の指が離れたら全裸で縛られている姿を淳に見られてしまう。

-やめろ!止めてくれッ!止めろ龍一ッ!
頼む淳ッ!今すぐ電話を切れっ!切ってくれ!

叫びたいが口封じの布が邪魔でうめき声しか出せない


そして・・・

龍一の指がカメラから離れた・・・・


終わった


全てが終わった気がした。

俺の姿を見た淳は意味不明といった感じでただ目を見開いていた。


『ま・・・まさ?』


俺は泣きながらディスプレイの淳を見ていたが、急に淳の表情が一瞬で変わった。

『オイ!龍一ッ!!!ぶっ殺したるわ龍一ィイイッ!!』

突然、淳が電話越しで大きく怒鳴った。
電話機からは音が割れて聞こえる

すると龍一はディスプレイを俺からそらし、今度は龍一がディスプレイをのぞく

「うるさいよ。親切心で貴様が望んだとおり雅人がどうなっているのか見せたのに・・・。お礼の一つくらい言えないのか?」

『じゃがあしいわボケェ!!!お前、雅をレイプする気か!?手錠と口に詰まってるモン取ったれ!今ならまだ許したるわ・・・今どこにおる?場所をはよ言え』

荒々しく怒鳴る淳とは対照的に悠長な口調で話す龍一

「レイプ?違う、俺と雅人はこれから愛し合う所だ。今までだって幾度と無く一つになってきた」

『嘘やッ!』

「嘘じゃない。俺は雅人の全てを知っている」

『嘘やッ!龍一ッ!今からテメーをぶっ殺しに行ったる!どこや、場所はよ言え!』

「場所?さぁ〜、どこだろうね。ラブホを全件、一部屋一部屋探してみたら?」

・・・ラブホ?
ここは龍一の部屋だ。おそらく龍一はフェイクの為にそんな発言をしている。
例え淳が龍一の部屋だと気付いたとしても、場所まで解るはずが無い。
ここは龍一が一人暮らしをしているアパート・・・学校の生徒名簿をどうにか見れたとしても龍一の実家の住所しか載っていないはずだ。

つまり淳が助けに来るなんて夢のまた夢・・・。

ただ、俺はさっき龍一が言ったとおり数え切れないくらい犯されている・・・だから俺の事なんてどうでもいいんだ・・・だけど、淳にこんな姿を見られた事が何よりも悲しくて苦しい。

だから今の俺の願いは一刻も早く淳が電話を切ることを祈るばかり

「それと、さっきから嘘、嘘とうるさいよ。俺と雅人の愛を否定するなんて許せない・・・本当は絶対に雅人の身体を他人に見せる事なんてしたくないけど、俺らの愛を冒涜した貴様への拷問の為にも俺と雅人が愛し合っている所を特別に見せてやるよ」

龍一はベットが見渡せるサイドテーブルに携帯を固定した。

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あきゅろす。
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