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The BasketBall Which Kuroko Plays
☆▲ハロウィンはついで、口実です 【10/30 氷室 辰也】










――――皆さん、明日のイベントをご存知だろうか?


………そう
明日は西洋のイベント、ハロウィンだ!
そしてハロウィンの前日の日、今日は同じ部活の氷室辰也の誕生日だ!!

なので、むっくんと一緒にサプライズバースデーハロウィンパーティーをやろうと企画しているのさ!
まぁ、むっくんはお菓子に釣れてくれたんだけど(チョロいなーキセキの世代、私ちょっと心配だよ)




『つー訳で、むっくん何が良い?』

「フツー直球でいきなりくる?」

『いくよ、んで何が良いと思うよ?』

「んー、オレはお菓子が食べれればそれでいーし?」

『良くない良くない、辰也のバースデーパーティーを兼ねたハロウィンパーティーなんだからね?メインはバースデーパーティーです』

「えぇー?でもお菓子とか自分たちで作るって張り切ってたよねー?オレ、パァース」




え?何言ってんのこの子
何がオレ、パァースだよ。やれよ!アイデアだそーよサボらないで!?




『そんな事言う人にはお菓子はあげませんっ!悪い子にはイタズラしか待ってません!!』

「えー!?ひどいよ、美那〜!」

『ひどくない、悪い子にはあげるモノは無いもん』

「分かったし、手伝うからお菓子は絶対チョーダイ?」




こてん、そんな効果音が付いても可笑しくないほど可愛く首を傾げて両手を出してきて上の台詞を吐いたむっくん、マジ天使。

え、なに今この2m越えの男をすんごい可愛いと思っちゃったんだけど!?
とうとう感覚可笑しくなっちゃった!?
……まぁいいや可愛いし

慣れって怖いですねー……




『う、あ……はっハロウィンにね?』

「ホント〜?ありがと、美那〜」




そしてこの子供に甘い私も私だが!
また辰也に甘やかし過ぎって怒られちゃうなぁ……

そんなこんなでむっくんと協力しながら色々と作っていった




『よしっ、出来た!!』

「室ちん呼んどいたよ〜」

『グッジョブ!はい、クラッカー』



ガチャッ



「美那、アツシ何のようだ(パンッ!パパンッ!)……いっ!?」

『「誕生日おめでとー!!」』

「!!……ありがとう、2人とも」

「早く食べよーよー」

『あっ!むっくん食べちゃダメだってば!!辰也が先なんだから』

「というよりこの料理の量は誕生日……だけじゃ無いよね?」

『うん、明日ってハロウィンでしょ?だから辰也を祝うついでにハロウィンパーティーもやっちゃえ!みたいな、ね?』

「そういう事か!だけどこの多さはハンパない量だぞ?」

「んー、だからね〜」




ホントに辰也の言う通り、量が多いんだよ
ケーキ、ローストチキン、ローストビーフ、フルーツ、クッキーなどのお菓子類、ジュース、とかなりの量がある。

私たち3人じゃとても全て食べきれる自信が無い(ちなみにむっくんも無いらしい)だから先輩達を呼んでこよう!
というわけでむっくんに頼んでもう呼んであります


みんなで祝った方が楽しいしね!




「氷室ー、来てやったぜ?」

「氷室、おめで「氷室、おめでとうアル」

「遮んないでくれるかな!?」

「じゃあ喋んなきゃいいアル」

「おっ!旨そうじゃん!!」

「ワシって一体……」

「ゴリラ?」

「違うアル。アゴリラ、アルよ」

「ちげーって!モミアゴリラだって」

『違うでしょみんな、ケツアゴリラだよ!』

「みんなしてヒドくない!?今のシーンって絶対に慰めてくれる所だよね!?」

『「「んなワケあるか」」』

「無いね〜」

「何か流石に先輩が可哀想に思えてきたよ……」

『気にしたら負けだよ、辰也』

「何に負けるのさ……」




みんなでどんちゃん騒ぎしていて、時々怒られたがみんなで楽しく祝えた……と思う。




「美那、ちょっと良い?」

『なーに?』

「今日は本当にありがとう……」




そう言って辰也は私を抱き締めた。
………え、抱き締めた!?




『た、たたたたたったつやぁああっ!?』

「どうしたの?顔真っ赤だよ?」




耳元で「可愛い……」なんて囁いてくるから真っ赤になるなんて当たり前に決まってる!




『うー……氷室さん、離してください……』

「イヤだよ、こんなに嬉しいコトないでしょ?」

『え?』

「好きな子に提案してもらって祝ってもらって誕生日覚えてもらってて……こんなに嬉しいコトってないよ?」

『え、え?好きな、こ……て、えぇぇぇええっ!?辰也が私の事を……!?』

「本当に鈍いよね……うん、好き。大好き」




ギュウゥ……そんな音がするんじゃないかって位に抱き締められた

てか、私まだ返事だしてない!
私達まだ付き合ってないよ!?
氷室さん、夢からカムバァアーック!!




「ね、返事くれないの?」

『そふおみょふにゃらはにゃににぇにゅらにゃい!(そう思うなら離して下さい!)』

「あ、ゴメンね……それで答えは?」

『あ、考える時間くれないんだ。まぁOKだけど……』

「ゴメン、時間ほし……え?」

『辰也?どーしたー?』




辰也は何かを言いかけ、ビックリしたように目を見開いて固まった

いやいや、アンタが先にコクってきたよね?




「…本当に?」

『だからOKだってば!!何回言わせる気よぉ……』

「フフッ、ありがとう。本当に幸せな誕生日だよ」




笑いながらまた優しく抱き寄せられた
そして額にリップ音をたててキスされた




『た、つやっ……!!』

「ふふっ、リンゴみたいだね?」

『ば、バカ辰也ぁーっ!!』

「I love you……」




お願いだから抱き締めながらいきなり耳元で囁かないでほしいです、心臓に悪い!!


…………でも、私も




『私も、辰也がだーいすき……』




誕生日おめでとう、辰也

I love you!!


好きになってくれてありがとう……
これからもよろしくね、辰也!















(ねぇ、美那キスしていい?)
(聞かないでくれると助かるかな!!)
(そう?聞いた方がいいでしょ?)
((絶対にワザとだ、コイツ……!))
















―――――――――
室ちん、おめっとさぁぁぁんっ!
室ちん初書きです!!

張り切りすぎてメチャクチャ長くなったけどそこは御了承願まつります(*´ー`*



再編集150325


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あきゅろす。
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