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The BasketBall Which Kuroko Plays
☆△口癖禁止令 【9/9 桜井 良】











私の彼氏は謝る数がめちゃくちゃ多い
てか口癖なんじゃね?と思う程

ほら、今も――




「うわぁっ、スミマセン!!スミマセン!!」

「あー、大丈夫やって桜井」

「でっでも、青峰さんを止められなかったんですし……本当にスミマセン!!」

「アイツが暴走したり自由気ままなんはいつものことやんか、な?」

「アイツの事なんかでお前が謝る必要なんてねーんだぞ、桜井!!」

「でも……はい、次は頑張ります!!」




ね?口癖でしょ?
あの口癖一日でも我慢させてみたいかも!




『ねね、良!』

「はい、何ですか?美那さん」

『今日一日謝るの禁止!』

「えぇっ!?なっ何でですか?」

『なんとなく!言ったら罰ゲーム!!』

「罰ゲーム、ですか……?」

『うん、キス禁止とか?』

「えぇっ!?むっ無理ですよ!」

『一日言わなかったらOKだから、さ』




頑張れ、そしたらご褒美アゲル
そう彼の耳元で囁いたら顔を真っ赤にして口を魚みたいにパクパクしていた



「ぼ、僕!がっ頑張りますっ!!」

『ん、期待してる♪』




そして今日1日が終わった
すると学校が終わってから良がこちらへ駆け寄ってきた




「美那……さん、僕今日一日言いませんでしたよ……?」

『そーみたいだねー、凄いね良!いつもあんなに言ってるのに!!』




私は今吉さん達やさつきちゃんにも頼んでおいて、放課後皆に聞いてみたのだ
良は今日謝ったか?と、そしたら――


(アイツが謝らんなんてビックリやわー)

(何か口癖みたくなってるのを聞かねーと桜井ってじゃないって感じがするっつーか、いつも通りじゃねーから気持ちワリィな)

(桜井君、必死に我慢してたよ?言わないように毎回口元抑えてたの!!スゴいね!)

(お前アイツに何言ったんだよ?良が軽く可笑しかったぞ?)




と、青峰君まで様子が可笑しいと言う始末だから相当我慢をしたんだろうなー……
自分から言っといてなんだけど、チョッと可哀想だと思った
ごめんね、良




「あのっ!美那さん……?」

『ひゃいっ!?』

「あっ!スミマセ……っんぐ!!」

『あ、良……今のは私が悪かったわ、ゴメン!もう放課後だから良いよ?』

「そう、なんですか……?」

『うん、もう我慢しなくて良いよ!』

「驚かせてしまってスミマセン!!」

『へーきへーき!やっぱりこっちの方が良って感じがする!!変な事言ってごめんね!』

「僕って感じですか……」

『うん、じゃ!良の家、行こっか?』

「え?なっ何でですか!?」

『忘れた?ご褒美』

「あっあのっ!それって……!」

『良、今日誕生日でしょ?だから何でも聞いてあげるよ!』

「……っ!!」

『良ー?どうし――っ!』




良が俯いてしまったのでどうしたのかと思い、顔を近付けたらキスをされた
不意打ちで




「じゃあ……遠慮無く頂きます……!」

『お、お手柔らかにお願い、します……』




しまった……良が黒い
今日死ぬカモしれない、色んな意味で




『良!!』

「何ですか?美那さん」

『誕生日、おめでとう!』

「っ!ありがとうございますっ!!」



















(桜井、すげぇスッキリした顔してねぇか?)
(そうですかっ?)
(逆に凉莉は疲れきった顔しとらんか?)
(もう絶対にご褒美とか言わないっ!!)
((相当ヤられたんだな……))















――――――
桜井君、誕生日おめでとぉおおっ!!

料理作って!愛妻料理!!
あ、逆か(笑


再編集150325


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