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The BasketBall Which Kuroko Plays
☆▲いつもは自分からしない事 【8/31 青峰 大輝】











あぁああぁあああっ!!どうしようどうしよう!?ヤバイヤバイヤバイヤバ「うるさいです」ごめんなさい謝るのでそのブラックオーラとスマイルを止めて頂けないでしょうか?




「いきなり叫ばないで下さいよ」

『じゃあ、一言言えば「良いわけ無いでしょう」ですよねー……』

「で、本題に戻りますけどプレゼントどうするんですか?」




あ"ーっ!そうだったあ"ーっ!!
どうしよどうしよどうし「イグナイトしますよ?」ごめんなさいぃ!あれ、デジャヴ?




「まさかとは思うんですけど、何も用意してないなんて事、無いですよね?」

『……あはっ☆』

「お願いですから嘘だって言ってくださいホントに、切実にお願いしますって……!!」

『何も用意してない、です……』

「はぁ……彼氏の誕生日に何も用意してないなんて、まさか自分を……?」

『ん"な訳有るかバカ野郎っ!!』

「え?」

『だからバカや「え?自分の事ですよね?」』

『へ?いや、ちが「く無いですよね?」ハイそうです!バカ野郎はアタシですぅうう!!』




この真っ黒子がっ!鬼畜が!新手のイジメだよ!!……ごめんなさい、恐いお顔を向けないで
まぁ話の通り私は彼氏である青峰大輝の誕生日プレゼントを何も用意していないのだ、ついでに言うと今日知った
何故誰も教えてくれなかった、いや聞かなかった私も悪いけどさ
まぁそんなこんなで真っ黒子君に相談中な訳ですよ




「真っ黒子で悪かったですね?」

『何で毎回君は心の中を読むのかな!?』

「人間観察が趣味だからです。あとプレゼントの件ですけどもう自分を捧げた方が良いかと、それでは失礼しますね」




ペコリ綺麗なお辞儀をして黒子くんは去っていった
つか、え?人間観察すると心の中読めるようになるわけ?……じゃなくてっ!は?アイツ何て言った?
アタシをガングロに捧げる!?はぁ!?どうしろと?何、アタシのハジメテでもあげろってことか?そうなのか!?真っ黒子!!




「――い、おいっ!聞こえてんのかよ?」

『へ?――ゲッ!?何でアンタ此処に……!?』

「何でって……テメーがテツに頼んでオレを呼び出したんだろーが」




はい?アタシがコイツを呼び出した?しかも黒子を使って?
アイツ嘘言いやがったな!?アタシが黒子君をパシリみたいな事恐ろしくて出来るわけ無いでしょ?気付け、アホ!!あ、自分彼氏ながらアホだったわ




「んで?んだよ用件は」




くっ、やるしかないのか!?
クソぅっ!後で覚えてやがれ、真っ黒子!!
もうこうなりゃヤケだ、やってやる!




『あー、うー……チョイ、屈んで?』

「あ?こうか?」




私が言ったら素直に屈んでくれた
こーゆう所優しいんだよねぇ……
いつもこんぐらい優しかったら周りから誤解とかされないのに




『んで!目ぇ瞑って、私が良いってと言うまで開けちゃダメだから!!』

「へーへー、分かったつーの」




屈んで目を瞑った大輝の顔が私の目の前にある、それだけでもドキドキするのにこれからすることに私の心臓はバクバクしている
よし、やってやる!

私はゆっくり顔を近付けてチュ、と大輝の口に触れるだけの短いキスをした
大輝を見ると驚いたようで目を開けて呆けていた
良いって言うまで目を開けんなって言ったじゃん!!




『たんじょーび……おめでと!!』




後半恥ずかしすぎて投げやりに言ってしまったが、あんな事した後に言えただけ上出来だっての!!




「へぇー……美那がそんなことするなんてなぁ?ほー……?」

『なっ何!ニヤニヤすんなっ!!』

「チョイ、こっち来い」

『……何よ』




チュッ、リップ音を立てて唇に柔らかくて温かい感じがした。
は、え、は?今、何が起きた?温かくて柔らかい……?あれそれって……




『な、なななっ!何してんの!?』

「ん?どーしたよ、お前自分から同じ事さっきしたじゃねぇかよ」




まぁ添え膳は食わねぇとな、と手を合わせて青峰が私の上に馬乗りになってきたよ?
あれ、これは真っ黒子の言った通りになったのかな?




「サイコーの誕生日だわ……サンキューな」




あ、大輝が珍しくデレた!
まぁ、こんなレアな物が見れるならこんな祝い方も悪くないカモね?


















(どうでしたか?)
(真っ黒子のアホぉー……!)
(あー、誕生日サイコー)
((食べられちゃったんですか……))















――――――
青峰、誕生日おめでとぉおおっ!!


再編集150325


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あきゅろす。
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