The BasketBall Which Kuroko Plays
☆▲隠し事は通用しない 【12/20 赤司 征十郎】
ー赤司sideー
アイツらの様子が可笑しい
様子というか挙動不審すぎるのだ
何を隠してるんだアイツら……?
****
「ちょっ、もうヤバイって!赤司っちコッチが挙動不審なの気付き始めてるっスよ!!」
『当たり前じゃん、涼太とか隠し事出来ない訳?』
「えぇえぇぇえっ!?オレっスか!?」
『いや、だけじゃないけどさ。大輝に真太郎、まさかテツヤまで下手だとは……』
『隠し事』とは、相手にバレないように振る舞いせっし隠し通す秘密の物事の事。
本来ならば悟られぬよう変な言動は絶対にしない、ハズなんだけど……
まぁ全ての人が相手に悟られずに上手く隠し通せる訳では無いのだが、この四人は本当に『隠し事』というものがとても苦手……いや、出来ないらしい
『下手くそ、敦を少しは見習ったらどーだ』
「いやいやいや、無理だろ!紫原になれって言ってるようなもんだぞ!?」
『それをやるのがアンタらキセキでしょ?涼太なんかコピーすれば出来そうなのに』
「無理無理無理!只でさえ皆個性的で難しいのにコピーなんて出来るわけないじゃないっスか!!」
「というか、赤司くんは目で見れば分かるんですけどね」
『「「「「…………」」」」』
「黒ちん、それ言っちゃなんにも出来なくない?」
「最初から赤司くんに隠し事なんて無理なんですよ」
『じゃあ言ってくる?バレないように
゙いつも以上にラッキーアイテムに頼っで、゙情報まとめるふりして違うこと書いで、゙いつも以上にお菓子ばっか食べて部活も参加できずに上の空で゙、゙いつも以上に気配隠しで、゙挙動不審゙だったりで、その原因は貴方の為にサプライズ考えてて部活の練習がおろそかになったんでーす………って?』
そんな事アイツに打ち明けたらウチら確実に死ぬぞ?
私がそう言ったら皆冷や汗をかき、顔面蒼白の目が泳いでいて完璧にキョドっていた
……ホントにキセキの世代ってこの人達の事指すんだよね?
そうだよね?
「美那は心配なさそうだよな……赤司の彼女なんだし」
「確かにな、自分の彼女にまでヒドイ事はしないだろう?」
『……大輝に真太郎、それは勘違いと言うモノだよ』
「え、凉莉さん……?」
『彼女だからこそ受けるものもあるのさ…、お仕置きと称したモンを…………ハハハ…』
「一気に凉莉の目が死んだ魚のようになったのだよ……」
「そんなに赤司くんからのお仕置きヒドイのかな…?」
『ヒドイというか……激しい?』
「は、はぁぁぁあぁぁっ!?ななな何言ってるんスか、凉莉っち!!」
『……は?え、なに、何なのコイツ。一体何を想像してそんなに真っ赤な顔をしてるの……?』
「あ〜、アレはキツいよね〜……オレもアレは死にそうになった……」
「っえ、紫原っちも!?………え、え!?」
『ナニを想像したか知らんがジョギングだぞ?ナニを想像したんだ、ナニを』
「わぁああああっ!もうこれ以上ナニって言わないで下さいっスぅうううっ!!つか、ワザとっスよね!?」
「黄瀬がここまで変態だったとはな」
『だよねー驚きだよね、せいじゅ……っえ゛!?』
「「「「「え!?」」」」」
「あっ、赤ち〜ん」
「近頃様子が可笑しいと思ったらそういう事か」
『征十郎、何でここに……』
「美那がいつまで経っても来ないから迎えに来たんだよ」
『っあ!ご、ゴメン……』
「良いよ別に。今回は許してあげるよ、僕の事を想ってやってくれた事だしね」
だから今回は皆ペナルティ無し
征十郎がそう言うと皆、心底ホッとしたような空気が流れた
この様子だとかなり厳しいペナルティを予想していたのだろう
……私も覚悟してたけど
「まぁ気持ちは嬉しいよ、ありがとう。美那か桃井が言ったんだろう?」
『えと……まぁ、ね?』
「うん!てゆうか皆、赤司くんの誕生日知らなかったんだよ!?大ちゃん達、赤司くんに[誕生日あったの!?]とか[本当に人間だったんだー]とか!」
「お前らは僕を何だと思ってるんだ……よし、それ言った奴誰だ?」
『大輝と涼太とテツヤ』
「ちょっ、僕はそこまで言ってないです!」
「諦めろ、テツ…」
「そうっスよ……言ったこと認めてるんスから……」
3人が情けない顔をし下を俯いて落ち込みオーラを出し始めたとき、征十郎が「冗談だ、情けない顔をするな」と言った途端に笑顔になりオーラも明るくなり騒ぎ始めた
「美那」
『ん?』
「……ありがとう」
『っうん!』
(オレら完全にかやの外かよ…)
(当たり前じゃないですか)
((((((当然の結果か……))))))
―――――――
2日も遅れてしまった……!
スイマセン、言い訳します。
ネタが全く浮かばなかったんです……!!
再編集150326
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!