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Uta No☆Purinsusama♪
♪☆誘拐的サプライズ 【4/11 一十木 音也】
















こんにちは、一十木音也です
早速本題に入っちゃうけど、誰か助けて!

俺は仕事が終わって自分の楽屋に戻ろうとしたんだけど、その時背後からハンカチで口を塞がれたんだ
多分ハンカチには睡眠薬とかが染み込ませてあったんだと思う………
実際俺まだ眠いし……


で、今は座ってる
手足は拘束されてて、目隠しもされてる
俺もしかしなくても絶対絶命……?

わーっ!!どうしよう俺どうなるの!?




「うぅ………どうしよう……」

『あ、起きた』

「っえ、その声鈴歌!?」

『おーい、起きたぞー』




俺のすぐ傍で発せられた声は俺の彼女の鈴歌の物だ
まさか凉夏が俺を………?

いやいや、鈴歌は誰かに伝えるような言いようだったから他に誰か居るんだ!




「おや、やっとですか」

「待ちくたびれました」

「音也くん、お寝坊さんですねぇ〜」

「薬の量が多かったのかもしれないね?」

「だからやめろと言ったのだ!」

「まぁまぁ、落ち着けって………」

『私はとにかく、アンタらが喋ったら意味無いじゃん……』

「トキ、ヤ………?」

「なんですか?」

「セシル……?」

「ハイ、なんでしょう?」

「なつき、」

「どうしましたぁ?」

「れん………、」

「どうしたんだい?」

「っまさ、」

「どうした、何処か痛いのか……?」

「しょ、お………」

「おう、どうした?」

「っ鈴歌……!」

『どうしたの一人一人呼んで………?』




スルリ、と全ての拘束を解かれると同時に皆の姿を見て泣いてしまった
さっきまで不安で張り詰めていた精神が皆の声を聞いて安堵し涙腺が緩んだのだ




「ふぇ…っ、ひっくっ………!」

『え、ちょ、音也!?』

「ふぇ…っこわ、かったぁ……!」

「オ、オトヤ、何処か痛いのですか……!?」

「だから言ったのだ、やめようと……」

「ですが泣かれるとは流石に思いませんでした………」

「イッキは怖がりなんだねぇ………」

「いや、誰だって拘束されりゃ怖いだろ…」

「ひっくっ、うぇ……っ!」

『音也ゴメン!もう平気だよ!!』




その瞬間、俺は凉夏に抱き締められていた
と言っても頭を包みこむように、だけど

でも俺はとってはとても安心出来たし、突然の事でビックリして涙も止まった
まるで赤ちゃんみたいだなー………
なんて自分で考えちゃったり……


でも本当に安心出来たんだ




『……落ち着いた?』

「………ん、ありがと鈴歌」

『良かった………』

「では、本題に入りましょうか」

『うん、そうだね!』

「本題………?」

『せーのっ』

『「「「「「「ハッピーバースディ!」」」」」」』

「え!?今日って俺の誕生日!?」

『忘れてたんかい!』

「最近忙しかったから………あはは……」

『はぁ………アンタは……』

「まぁ良いじゃないか、思い出した訳だしな」

「ハイ!良かったです!!」

「そうだな、"結果良ければ全て良し!"ってな!!」

「……結果、良かったんですか?」

「………少なくとも良い方では無かったと俺は思うかな」

「でもこうしてちゃんと祝えたんですから、良かったんですよ!」

『まぁ、那月の言う通り祝えたし結果オーライ!』

「みんな……、」


「ありがとうっ!!」




最初はどうなるかと思ったけど、皆に祝ってもらえて良かった
怖かったり泣いちゃったりしたけど、とっても嬉しかった!

本当に皆、ありがとう!





















(そういえば若干羨ましい事になってたよね、イッキ)
(えぇ、そうですね。良くやりますよ本当に)
(一ノ瀬………顔が怖いぞ……)
(ワタシは鈴歌をギュッとしたいです!)
(あっ、僕もしたいです!)
(アホかお前らぁあああっ!!)


(あれ、翔、何で顔赤いの?)
(…………皆、鈴歌は俺のだよっ!)















―――――――
音也、ハッピーバースディ!

テンション上がりまくりだゼ☆
ちょっと誘拐っぽいサプライズしてみたかったのでやらかした
そして音也を泣かせたという(笑

もう誰得だよって感じだ………!



130411
再編集150326



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