[携帯モード] [URL送信]

Uta No☆Purinsusama♪
♪★プレゼント選び 【3/1 美風 藍】












私は今、翔と那月と一緒にショッピングモールに居ます
そして彼らの先輩、美風藍ちゃんは居ません

何故でしょう?


…………正解は〜〜〜〜〜!




『あ「藍の誕生日だからだろー?」………〜〜っ翔ちゃん!』

「うわっ、なんだよ……」

『何で言っちゃうの!?てゆうか何で考えてる事分かったの!?』

「いやお前駄々漏れだったからな!?それと前置きなげーよ!」

『マジで!?それとナイスツッコミ、翔!君はアイドルより芸人の方が向いてたんじゃない?』

「え〜?翔ちゃんは可愛い服を来てモデルさんをやった方が良いですよ〜!」

『確かにそれもアリだね!』

「アリじゃねーよっ!絶対にやらないからな!?後、ツッコミは絶対にお前らのせいだーっ!!」




翔はゼェゼェ、と肩で息をしながらこちらを睨んでいた
…………そんな可愛い顔で睨んでも怖く無いんだけどなー……


さて、話を戻すか!




『翔、何ふざけてるの?早くプレゼント選びに行くよ』

「わぁ〜!リンちゃん藍ちゃんみたいで可愛いです!」

『え、ホント?なっちゃんありがと〜♪』

「あんまり似てねーぞーそれとその喋り方やめろ!!藍みたいでムカつくから!」

「ホント似てないよ、それでも僕のパートナー?それとショウ、ボクの喋り方が…何?」


『「「………えっ?」」』




第四者の声に私達が声を揃えて疑問の声をあげ、ゆっくりと後ろ(正しくは翔の横)を振り向いた
するとそこには居るはずのない私達の先輩、美風藍が居た

………いつもより不機嫌さが大盛りな気がするのはどうしてでしょう?




『あっ藍ちゃん!?何でここに居るの!?』

「何でって、仕事だよ仕事」

「そういやドラマの撮影って………ってココかよ!」

「言ってくれれば良かったのに〜」

「何で言う必要があるの。と言うかそれはコッチが聞きたいよ、君達今日はレコーディングルーム行くとか言ってなかった?」

『え、あ、もっもう終わったから息抜きとゆうかショッピングを〜……』

「っそ、そう!息抜き、息抜きだ!!」

「ふぅん………じゃあボクが一緒に行っても良いよね?」

『「は!?」』

「わぁ!嬉しいです!でも藍ちゃん、お仕事は……?」

「あぁそれなら平気、もう終わるからね」




ナンデスト!?
一緒に行く?え、可笑しくない?私達は美風サンのプレゼントを秘密りに買いに来てるんだよね?

一緒に行って選んでもサプライズじゃないじゃん!
最初っから藍ちゃんに聞いた方が早かったパータンになりますよ、パータンに!




「だよなぁ…………つかパータンじゃねーよ、パターンだろ?」

『またもや読心術!?それと、違うんだなぁ〜ワザとだよ、ワ・ザ・と!』

「うわぁ………滅茶苦茶ウザイなー………」

『ヒドイ!っじゃなくて、どうするよ?』

「取り敢えず、こういう風にしねぇ?」




俺と凉夏は藍のプレゼント選び
那月は藍と一緒にまわって俺らが終わるまで近くに来ないよう藍を見張る係

と言うので頷き、それを見た翔は那月達にふたてに分かれようと提案した
藍ちゃんは若干渋っていたみたいだけど、那月のキラッキラの表情に折れたっぽい
何だかんだ言って優しいよねー………

そう決まるとふたてに分かれ、私達はシルバーアクセサリーショップに来ていた




『お〜、カッコいいのがいっぱい!!』

「あんまりはしゃぐな、恥ずかしい!んで、どれにすんだ?」

『んー………あっ!コレなんかどう?』




私が手に取ったのは薄紫色と藍色の二つの雪の結晶が付いたネックレス
一目見て、デザインも色も藍ちゃんにぴったりだと思ったのだ

翔ちゃんに見せたらセンス良いな、コレなら喜ぶぜ!って褒められちゃっいました!!


オシャレさんの翔ちゃんが言うならそうだよね!!
私達は会計を済ませ集合場所に向かった
そこに着くと那月と藍はもう既に居た




『二人とも早いね〜、まぁ私達も早かったケドも』

「ん………まぁね」

「当たり前ですよぉ〜、だってココからどこ……っムグッ!」

「ナツキ黙って、余計な事言わなくていーから」

「ぷはぁ………はぁい……藍ちゃんってば照れ屋なんですね〜」

「ナツキ!」




私は何の意味か分からず頭にハテナを浮かべたが、翔は何となく意味が分かったらしくため息を付いた

そして私達は部屋にマスターコース寮に戻ってきた




『んじゃ、帰ってきたとこで二人ともアレよーい!』

「「おうっ!/は〜い!」」

「………は?」

『せーのっ!!』




パンッ パパンッ!

私の掛け声と同時に私達は一斉に用意していたクラッカーを鳴らした




『「「藍(ちゃん)誕生日おめでとう(ございます)!」」』

「え………今日って3月1日だっけ……?」

『マジで!?忘れるとか藍ちゃん仕事しすぎでしょ………』

「自分の誕生日忘れるとか普通あり得ねーだろ………」

「それだけ忙しかったんですね〜………」

「まぁナツキの言う通りだね、最近は忙しかったし」

「まっ、そんなの今日は忘れよーぜ!」

「そーですよぉ、今日は息抜きです!」

『そーそー!はいっ藍ちゃん、私達から!』




藍ちゃんにプレゼントを渡すと、藍ちゃんは暫くソレを見つめてコッチを向いた




「………ありがと」

『わ、藍ちゃんがデレた!チョー可愛い!!』

「おー、藍のデレって貴重じゃん!」

「わぁ〜!可愛いですっ!!今すぐ抱き締めたいですっ」




那月はそういうと私達を一緒に抱き締めた


……そう、何故か私達も一緒に




「な、那月!は〜な〜れ〜ろ〜っ!」

『ちょっ、藍ちゃんだけじゃないの!?』

「ナツキ!離して!」

「ふふっ、皆で仲良く一緒です♪」




那月が暫く離れる事はなく私達は諦めてこの状況を楽しんだ
来年もその先もこんな風に楽しく過ごせると良いなと心に思ったのでした―――…………



















(あ、そういえばショッピングモールの何だったの?)
(あぁ、あれはですね〜藍ちゃんがリンちゃんを心配して集合場所から何処にも行かずに二人を見てたんですよぉ)
(つまりつけてたのかお前ら……)
(あぁ!そういう事になりますね!!)
(ナツキ!人が居ないところで勝手に喋らないで!!)















―――――――
藍ちゃん、Happy Birthday!!



再編集150326



[*前へ][次へ#]

31/34ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!