Uta No☆Purinsusama♪
★Sweetポプラ 【四ノ宮 砂月】
砂月≠那月
おい、なんだこの状況は……
何で鈴歌が那月に抱き締められて二人で仲良く寝てるんだ!?
俺が那月に頼まれた買い物から帰ってくると、一応俺の彼女の鈴歌が俺の兄である那月に抱き締められて二人仲良くスヤスヤと穏やかな寝息をたてていた
コイツは馬鹿か?
男がいるのに他の男の腕の中で安心して寝るってのは有り得ねぇだろ……
…………先に言っておくが、これは断じて嫉妬というものじゃねーぞ
もう一度言う
これは断じて嫉妬というものじゃねーぞ!
「チッ…、喰っちまうぞ…」
『んー…、……さ…ちゃあー…』
「っ!?………っおい、起きろ!」
『んにぁー…?……さ…ちゃー…?』
「そうだ、さっさと起きろバカ」
『ふぁーい……、さっちゃーん』
「あ?」
『お買い物お疲れ様ー、だーいすきー!』
「は!?……っこの!離れやがれ!!」
『やー…!さっちゃんかわいー…、顔真っ赤ー♪』
やっと起きたかと思ったら訳わかんねぇ事言いながら抱きつかれた
俺の何処が可愛いんだよ!
……………それはお前の方だろうが
「あれぇ〜…?さっちゃん…?」
「那月、お前もやっと起きたか」
『あ、なっちゃんおはよ〜』
「おはようございますリンちゃん、さっちゃん!」
「あぁ、後ほら、頼まれたもん買ってきたぞ」
「わぁ!ありがとうさっちゃん!!」
お礼のギューです♪
などと言いながら俺に未だにくっついている鈴歌ごと俺に抱きついてきた
………正直に言うとすっっっっげぇ暑い
そして、軽く痛い
そしてオマケに言うと俺と那月の間に居る鈴歌が潰れてる、すっげえ苦しそう、軽く死にそうな顔してる
「那月、那月」
「何ですかぁ〜?」
「下見ろ、下」
「え、下ですか〜?」
『なっちゃ…!死ぬ…つか潰れそ……っ!』
「あぁ!ごめんなさいリンちゃん!!大丈夫ですか…?」
「一応息してるから死んでねーよ、平気だ平気」
『うん…、ギリギリ大丈夫……、さっちゃんはもう少し心配してよー…』
「だから那月に言ってやったろーが」
「さっちゃんは素直じゃないから遠回しなんですよぉ」
『あ、そっか!さっちゃんはツンデレだもんね!!』
「は!?」
「そうですねぇ…、だから分からない時とかあると思いますけど逆に考えればいいんですよ!」
『えーっと…、例えば嫌いって言われたら好きってとらえれば良いってこと?』
「はい、そんな感じです!」
「オイコラ勝手に話を進めんな、誰がツンデレだ、誰が!」
『「さっちゃんでしょ?/ですよぉ」』
「息ピッタリで答えなくていいっつの、そして一人は疑問符つけやがれ、さも当たり前みたく言うんじゃねぇ!」
『さっちゃんツッコミが磨かれてきたね〜』
「翔ちゃんみたいですねっ!」
「あのチビと一緒にすんな、つかツッコミはお前らのせいだっつの。お前らの会話スルーしたら大惨事だっての」
なんだろうな、今日初めてチビの気持ちが分かった気がするぜ
………明日なんか作って持ってってやるか
『ふぁー…、また眠くなってきた……』
「今日はポカポカしてますもんねぇ〜」
『今度はさっちゃんも一緒に寝よー?』
「良いですね!さっちゃん、一緒にのーんびりしましょう!」
「はぁ……、ったく仕方ねぇな……今日だけだぞ」
『わーいっ!ありがとうさっちゃん!!』
「ありがとうございますっ」
二人に飛び付かれそのまま倒れた
倒れたのがカーペットだったのが唯一の救いだ
フローリングだったら今頃頭を完璧に打っていた
そして暫くしたら二人がそのまま寝たので、俺も諦めてゆっくりとやってきた眠気に身をゆだねて意識を手離した
彼女の甘い香りと、兄の優しい香りで良い夢が見れそうな気がした
(おい、チビ)
(誰がチビだ!いい加減その呼び方やめろよな!!)
(コレお前にやる)
(話聞けよ!………って、弁当?)
(安心しろ作ったのは俺だ、昨日初めてお前の苦労が分かった気がしたからな)
(那月達か?)
(あぁ、ツッコミは大変なんだな…)
(だろ…?)
―――――――………
さっちゃんってツンデレですよね?
そしてツッコミ担当ですよね?
という考えから産まれたこの駄文
ヤバい、グッダグダやんww
130614
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