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story1 飴
優と優二の2人は幼稚園時代からの仲だ。
互いの家を何の躊躇もなく行き来する。

優の家のリビングでTVを見たり漫画を読んだりしてゴロゴロしていた優二に隣の優からの悲鳴が聞こえた

「いって…!」

なんだどうしたと目をやれば赤い下を口から出している優がこちらを向いた。

「なんだ、噛んだか?」
「んー…噛んだっていうか切った…」

あ?何したんだ?と思い舌を出している優の口を見ると飴が口の中に入っていた。

「あぁ、飴で切ったんだな。治してやるよ。おいで」

と声をかければ四つん這いで優がやって来て目の前に座る
んべ、と舌を出せば優二が吸い付く。
この2人はそういった関係なのだ。

「んっ…ふっ…っわ…」

と傷口を舌でつついてやれば優はビクッビクッっと痛みに身を震わせる。

「っは…いつにも増してビクビクしてんな優」
「痛ぇんだよ!!あー俺可哀想!あー俺泣いちゃうー」

と、ふざけた具合で反抗するが

「もっと泣かせてやろうか?優の部屋で」

その言葉に完敗した優だった


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