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[ハイキュー]クソガキ。
2話
「「晴斗!!!」」

朝6時30分、朝練開始まで30分。体育館には澤村の怒鳴り声が響く。

貴「…大地さん、はざーす…。」

澤「お前は毎回毎回問題ばかり起こして!!今回は教頭が出張でいなかったからよかったものの!!…いや!人を殴るなんて絶((ry」

貴「す、すんませんした…。」

勢いよく澤村の口から発せられた説教のおかげですっかり大人しくなった晴斗。

菅「まぁまぁ…晴斗もなんか理由があったんだろうしさ」

貴「スガさん…」

菅「どんなことがあっても手は出しちゃダメだけどな。」

貴「うっ…」

縁「晴斗、怪我の調子は?」

菅原の言葉に感情を上下する晴斗に縁下が問う。

貴「…ちっとも治ってねぇってよ。」

縁「また知らないとこでバレーしてんじゃないだろうな?」

貴「し、てねぇよ。」

澤・縁・菅「「……ちょっとこいよ。」」

貴「!?!?…し、したっスけど、サーブ練だけっスよ!」

晴斗のバレバレな嘘に対して晴斗教育係が真っ黒なオーラ全開で晴斗に詰め寄る。

澤「もう今日お前は練習に参加させない!!端で座って見てろ!」







貴「あー、つまんねぇーー!!」

縁「お前がいけないんだろ…」

貴「俺は体が鈍らないようにだな…」

縁「大地さんが毎日怪我の具合に合わせてメニュー参加させてくれてるんだから大丈夫だよ」

貴「大地さんには感謝してる、スガさんにも。でも俺IHは多分出れないって言われた…安静にしててもそれまでに治る可能性は低いってよ。なら練習してたい。」

納得のいかないというような顔をしながらボソボソと呟いた。

縁「はぁ…お前は春高でないの?」

貴「!!…出るにきまってんだろ!!」

縁「なら今は大地さん達に従って安静にしてろよ!」

そういい晴斗の頭をグシャグシャと少し乱暴に撫でる縁下。

貴「……縁下のくせに何かっこいいことしてんだよーーー!!!!」

澤「晴斗うるさい!!」






朝練が終わり各自準備を終え教室に戻る。

貴「龍、はやくしろよ。遅刻すんだろ!」

田「どうせ授業サボるんだから関係ないだろお前……あ。」

貴「龍てめっ…!!」

澤「どういうことだ…?ん?」

青ざめながら真っ黒いオーラの溢れ出る澤村を見つめる田中と晴斗。

澤「時間がないからこの話はまた放課後にする。」

貴「…う、ウス。」







貴「龍テメェ!何暴露してんだよ!!」

田「わ、わりぃ…口が滑った…。」

貴「怒られるんだろうな…放課後…。あ!そういや昨日問題起こしたっていう1年にあったぞ。」

田「日向と影山か?」

貴「おう、なかなか面白いやつらじゃねぇかw」

田「生意気そうだけどな。」

貴「お前誰に対してもそうじゃねぇかww」

田「うるせぇ!」

他愛の無い話をしながら教室に向かった2人だった。



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