[鬼灯の冷徹]補佐の補佐
神獣 九尾の狐
貴「………死ぬ…」
げっそりと下を向き桃源郷を歩く怜。
鬼「大丈夫ですか?」
貴「大丈夫に見えるんですか…?」
ぜェぜェと荒い息をする怜。
桃「あ、鬼灯さん!怜さん!……大丈夫ですか?」
貴「気にしないでください。」
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白「ざまーみろ!稲荷神の狐だって妖怪に変わりはないんだからさ!」
貴「うるさいですね…第一白澤さんも妖怪です。」
白「僕は日が強くたって平気だもん。」
へへーんと挑発する白澤をみて
桃「怜さんどうしたんですか??」
鬼「今日は桃源郷の日が強いですよね。」
桃「え、はい。」
鬼「そのせいです。」
桃「日が強いとダメなんですか?」
そうだね。と白澤が薬膳を作りながら話す。
白「こいつも僕と同じ神獣だけど色々特殊なんだよ。」
はぁはぁと息をする怜を指差しいう。
桃「特殊?」
鬼「はい。神獣というのは生まれた時から神獣っていうのが一般的ですが、この人は元々ただの狐です。」
桃「えぇ、そうだったんですか?!」
貴「ただの…狐とは失礼ですね…。」
ムクっと起きてきていう。
桃「じゃあどうやって神獣に?」
貴「あぁ、それはですね。僕は2億年ほど前にいた世界最古の哺乳類なんです。」
桃「2億!?…ってことは白澤様より年上?」
貴「そうですね。よく二人で北京原人にいたずらしてましたし。」
白「したね〜、そんなこと」
驚きを隠せない桃太郎をよそに話を続ける。
貴「記憶もほとんど曖昧ですけど、なんか殺されたんですよね…たしか、それがなんか屈辱的でそんな僕の体に狐火が入って今の僕って感じですね。」
桃「説明ざっくりですね。」
貴「2億も前のことです。覚えてません。」
大して大事なことでもないですしという。
鬼「もうじいさんなんですよ。」
貴「北京原人も見たことないような青二才には言われたくないですね。」
ガンッと金棒を振る。
貴「〜〜〜っ!…すぐ手を出す。」
白「そういえば、あの頃はよく現世に遊びに言ってたよね」
貴「そうですね。…あ、あなたを鬼神にしたのは僕ですよ」
そういい鬼灯を指差す。
鬼・桃「「え?」」
つづく。
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