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[鬼灯の冷徹]補佐の補佐
時代を超えても苦手は苦手
シロ「はぁ〜!…今日来た亡者の中にさ、ネギ臭いのがいて食べるの辛かった〜…」

柿助「農家でもやってたのかな?」

ルリオ「匂いだけでも嫌なのか?」

シロ「うん、なんかよくわかんないけど食べちゃダメだって思っちゃうんだよね!」

閻魔殿のそばを歩きながら話すシロたちは今お昼休みだ。

貴「本能的にネギなどを避けるんでしょうね。」

そんな3匹(正確には2匹と1羽)を見つけ話しかける怜。

シロ「怜様!…ほんのーてき?」

貴「はい、自分の考えや感情ではなく無意識に起こるものです。」

柿助「意外とちゃんと犬だな、シロ」

改めてしみじみとそういう柿助。

貴「僕も鬼灯さんと白澤さんは本能的にいつか殺処分したいと思っていますかr((ゴスッ…ぶっ!」

鬼「…私が今すぐに殺処分してあげてもいいですよ?」

貴「結構です。」

痛い…と言いながら頭をさする怜。

シロ「鬼灯様と怜様は嫌いな食べ物とかないの??」

貴「鬼灯さんは辛いのとかプリン嫌いですよね。」

鬼「嫌いなんじゃないです、意図的に食べないだけです。」

貴「それを嫌いというんですよ。」

よくわからない言い訳をする鬼灯にツッコミをいれる怜。

貴「僕はこれといって嫌いなものは…あ、玉ねぎは僕も嫌いです。」

鬼「嫌いなのか、食べれないのかってとこですがね。」

貴「食べれますけど、味が嫌いなんです。…食べ物ではないですが騒がしすぎるのは好きではないですね。」

思い出すかのように眉間にしわを寄せいう怜。

ルリオ「宴会とかですか?」

貴「いえ、機械的な騒がしさですよ。…まぁ奇声を発する人も嫌いですが。」

柿助「確かにうるさいのは嫌だなぁ…」

貴「僕も一応は狐ですからね…嗅覚、聴覚などは結構発達してます。」

シロ「そうなの!?…じゃあ犯人見つけ出すの得意?」

貴「僕は警察犬ですか?」

シロの単純な考えに苦笑いする怜。

鬼「…警察犬…いいですね。」

貴「良くないですけど?何言ってるんですか?」

ハッとしていう鬼灯と冷静なツッコミを入れる怜。

貴「あと、苦手と言っても女性のタイプとかですね。」

鬼「苦手なタイプいるんですか?」

ルリオ「意外ですね。」

貴「最低限こういう方は嫌だなと思うだけですよ。」

シロ「どんな人ー?」

興味津々に聞いてくるシロたち。

貴「グイグイ来る方は苦手ですね…まぁいわゆる肉食系ってやつですね。」

鬼「でも、あまりそういった方はいませんよね。」

貴「地獄はあまりいないですね。衆合地獄以外は。」

そういうとブルっと身震いをする。

そんな話をしてると見慣れた白衣をまとった男が歩いてくる。

白「おい!!今日薬取りに来るとか言っといてこんなとこで何してんだよ!!」

貴「あ、そうだった…すみません、忘れてました。」

そういい薬を受け取る怜。

シロ「白澤様は苦手な女性のタイプとかある?」

テシテシと白澤の脚を前足で叩き聞く。

白「僕?僕はないよ〜…あ、でもガサツな子はちょっと嫌かな。」

にっこりと笑いいう白澤。

白「今、その話をしてたの?」

鬼「そうですよ、怜の苦手な女性のタイプを聞いてました。」

白「妲己ちゃんとかイワ姫苦手だったよね?」

貴「はい。…あとは荼枳尼さんですね。」

こくりと頷きいう怜。

鬼「お迎え課の荼枳尼さんですか?」

貴「そうです。…昔まだ使いとして働いていたとき誘拐まがいなことされたのがトラウマですね…。」

シロ・柿助・ルリオ・鬼灯「「誘拐…?」」



珍しく続く。





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