[鬼灯の冷徹]補佐の補佐 妖怪、体調事情 宴会の翌日 貴「おえ…」 朝起きてすぐトイレにこもり嘔吐する怜。 閻「怜君は?」 鬼「昨日の飲みすぎのせいで吐いてますよ。」 閻「あらら…」 ・ ・ ・ 白「うっ…」 朝起きてすぐトイレにこもり嘔吐する白澤。 客「こんにちわ…あれ?白澤さんは?」 桃「昨日、飲みすぎたせいで吐いてます…。」 客「あら^^;」 じゃあまた今度来ますねといい客がでていく。 白「気持ち悪い……死ぬ、桃タロー君そこの薬とって…!」 桃「はい、どうぞ」 なにやってんだこの人とつぶやき薬を渡す。 白「謝謝…」 薬を受け取り2粒飲んだとき。 鬼「しつれい…しますっ!!((ガシャーンッ!!」 ガシャーンと大きな音を立てて扉が吹っ飛ぶ。 桃「わああぁっ!…ほ、鬼灯さん…」 白「なにすんのさ…今、極限なんだからやめてよ…」 青白い顔でいう白澤。 鬼「薬を貰いに来ました。」 白「は?なにも頼まれてないけど。」 三角巾をつけながら注文の書かれた紙を見る。 鬼「違います。怜のです。」 そういい担いでいた怜を下ろす。 桃「りょ、怜さん!?どうしたんですか!?!?」 鬼「昨日飲ませすぎましたね。」 そういう鬼灯の言葉を聞きながら毛布を用意する桃太郎。 白「ははは…バカだな〜、飲み過ぎるからだよ」 桃「あんたが言うなよ。」 怜の額に濡らしたタオルを乗せながらつっこむ。 桃「冷や汗すごいですよ…!?」 鬼「頭が痛いって言ってましたからね。」 貴「…すみません。迷惑をおかけして…」 桃太郎が用意してくれた水を飲みながら謝る怜。 桃「元はといえば白澤さんのせいですから!」 白「僕のせいじゃないよ。」 そう言いながら机に突っ伏す白澤。 鬼「いいから早く薬作ってください。」 白「こんな状況の僕に薬を作れっていうのかよ!この鬼!!」 鬼「鬼です。」 そんなふたりの言い合いを聞く怜。 貴「…頭痛いんで静かにしてください。」 虚ろな目でそういう怜。 白「…とにかく今日は薬作れないよ…」 貴「…勘弁してください。」 鬼「一日休めば元に戻るでしょう。」 そういい立ち上がる鬼灯。 桃「あ、怜さんの看病は俺がしますよ!…鬼灯さんお仕事で忙しいだろうし…」 鬼「…そうですね、ではお願いします。」 ペコリと頭を下げ店を出ていく鬼灯。 桃「お酒、本当に苦手なんですね、怜さん」 貴「…はい……。」 白「あー…気持ち悪い。…怜、着替えれば?服なら貸してあげるから。」 体調が悪いのにきっちりと常装を来ている怜を見ていう。 貴「はい、ありがとうございます。」 そういい、立ち上がる怜と服を取りにいく白澤。 白「はい、小さめのやつ持ってきたからサイズは多分合うと思うよ。」 貴「どうも」 服を受け取り常装を脱ぐ怜。 桃「…怜さん、その胸の印はなんですか?」 常装を脱いだ怜を見て桃太郎が聞く。 貴「…あぁ、これですか。これは呪印です。昔受けた呪いです。」 桃「呪い!?」 貴「はい。」 平然と答える怜。 桃「呪いってなんの?」 貴「僕は日が苦手です。それはこの呪印のせいです。」 桃「そうだったんですか。…誰に付けられたんですか?」 貴「神です。」 白澤に借りた服をきて椅子に腰掛ける。 桃「神って…」 貴「本当ですよ。」 桃「なんでまた…」 貴「まぁ、それは置いといて、お茶もらっていいですか?」 は、はい!とお茶を準備する桃太郎。 白「…うまくはぐらかしたね〜」 貴「はぐらかしてませんから。」 小声でいう白澤と怜。 桃「どうぞ」 貴「ありがとうございます。」 そういいお茶を飲む怜。 貴「だいぶ体調も良くなってきましたし、そろそろ帰りますね。」 桃「大丈夫ですか?」 貴「はい、お世話になりました。」 頭を下げ微笑み店を後にする。 白「…僕は寝ようっと…」 桃「それはいいですけど、さっきの怜さんの印の話何か知ってますよね?」 布団に潜りに行こうとする白澤を引き止める桃太郎。 白「知らないよ、何も」 そういい自室に入っていった白澤。 貴「思い出すと痒くなってきた…」 印のあるところを掻きながら地獄に帰っていく怜だった。 [*前へ][次へ#] |