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[ハイキュー] 天才のマネージャー
アサレン!!
早朝5時

貴「…(ムクッ」

寝癖でボサボサの頭を掻きながらムクリと起き上がるとファ〜とあくびを一つして立ち上がった。

貴「ねみぃ…」

姉「…ちょっと…はやくない?」

襖をあけリビングに行くと別の部屋から姉が顔をだし言う。

貴「今日朝練…」

よいしょとその場に座りながら言う。

姉「あー…そうか」

そう言うと長い髪の毛をひとつに束ねて台所にいき慣れた手つきでエプロンをつけて朝食とお弁当の準備をする。

貴「…zzz」

青葉は机に突っ伏して2度寝を始める。

姉「ちょっと!!寝てないで顔洗ってきなさい!」

貴「…はいはい。」

姉の大声で浅い眠りから目を覚まし洗面台までノソノソと歩いていく。







姉「はい、じゃあこれお弁当ね。」

制服に着替えバランスのいい朝食を食べる青葉に3段弁当を渡す。

貴「え、こんなに食えないけど…」

姉「部活やってるんだからいっぱい食べないと体持たないわよ!」

貴「いや、マネージャーだから。」

姉「そんなだから細い細いって言われるのよ!」

その姉の言葉に言い返せず渋々でっかい弁当を受け取る。

貴「じゃあいってきます。」

姉「いってらっしゃい!!」







日「おーい!青葉!」

貴「日向」

転入した日と同じ場所で日向と遭遇した。

日「乗る?」

貴「うん。」

そして、転入した日と同じように日向がのっている自転車の後ろに乗って登校する。

日「よっしゃ!行くぞーー!」

ギュンッと自転車が前進する。

貴「相変わらず…はやいな!」

ニッと笑いいう青葉。その時キキーッと音を立てて自転車が急ブレーキをかけた。

貴「!?…ぶあっ!」

いきなり止まったため日向の背中に顔をぶつけた。

貴「何?どうしたの?」

日「い、今…笑った!?」

せかせかと、どこか嬉しそうに尋ねる日向。

貴「え、うん。」

日「初めて笑った!!」

ガシッと青葉の肩をつかみ目を輝かせて言う日向。

貴「そうだった?」

日「うん!…笑うと女の子みたいで可愛いな!」

ニッと笑いながらいう日向、と赤面する青葉。

貴「…褒めてんの?」

日「え?うん!」

貴「///…まぁ、ありがとう。」

うつむきながらぼそぼそという青葉。







*体育館*

日「おはよーございまーす!!」

貴「おはようございます。」

体育館中をこだまする日向のあいさつ。

月「朝からうるさいな…」

日「なんだと!!」

シューズの紐を結びながら嫌そうな顔をする月島とそれにつっかかる日向。

影「おはよう。」

貴「影山…おはよう。」

ストレッチをし終えてわざわざ挨拶しに来てくれた影山。

山「青葉!おはよう!!」

貴「おはよう。」

それに続いて挨拶をしに来てくれた山口。

月「こうやってみると青葉ってつくづく小さいし細いよねww」

そう挑発してくる月島。

貴「…月島だって身長のわりに細いじゃん。」

月「身長があるだけマシでしょww」

そういい青葉の頭をぽんぽんと軽くたたく月島。

澤「練習始めるぞー!!」

雑談をやめコートに向かう。

ダンダンとボールがあっちこっちに飛び交う。

貴(朝から元気だな…)

ふぁ〜とあくびをする青葉…その時

菅「青葉!!危ない!!」

ギュンとものすごい勢いでボールが青葉に向かって飛んでいく。

貴(…あたるっ…!)

ドンッ

月「うっ、わ……!」

ボールの衝撃ではないでかいものが青葉にあたり倒れてくる。

貴「!?!?」

バタンと勢いよく倒れた青葉…と月島。

月「いった…」

貴「いてて……月島…重い。」

自分より頭一つ分大きい月島に退くようにいう青葉。

ゆっくりと立ち上がる月島。

田「おい!大丈夫か??」

貴「はい」

月「ボケーッとしてるからいけないんデショ。」

飛び込んだ時にぶつけたのか膝をさする月島。

貴「…ごめん」

シュンとして謝る青葉に不覚にもキュンとした月島。

月「べ、別に…!」

澤「大丈夫か?二人共」

貴「僕は大丈夫です。」

月「僕も平気です。」

それを聞くと気をつけろよーといいまた練習が始まる。







朝練が終わり教室に戻るまでの道日向がいった。

日「月島があんな風に必死なとこ初めてみたよな!」

影「あぁ、そうかもな」

貴「え?」

日「いっつも冷めててクールでさ!」

影「珍しいこともあるもんだな。」

日「青葉のこと好きになっちゃったんじゃねぇの!」

あはははー!と笑いながらいう日向。

貴「僕男なんだけど…」

影「あいつオネェっぽいからな」

そう話してると

月「誰がオネェなのさ、王様は相変わらず失礼だよね」

後ろからいきなり話しかけられる。

山「ツッキーはオネェじゃないぞ!!女の子っぽいだけで!!」

月「山口黙れ」

山「ごめん!ツッキー!」

全然フォローになってないフォローをする山口を一言で黙らせる月島。

キーンコーンカーンコーン…

日「やばっ!予鈴だ!」

日向の言葉を合図に自分たちの教室に向かって走る青葉たちだった。

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あきゅろす。
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