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[ハイキュー] 天才のマネージャー
ホーカゴ!!
貴(…疲れた)

ふぅと一息ついて帰るしたくをする。

?「ねぇ」

不意に話しかけられて少しびっくりしたように振り返る。

貴「なに?」

話しかけてきたのは隣の席のメガネの人と同じクラスのそばかすの人。

貴「あの、ごめん。名前教えて」

月「月島蛍」

山「山口忠!よろしく!!」

貴「月島と山口ね。よろしく。…それで、なに?」

月「日向に君のこと連れてきてって頼まれてるんだけど、一緒に来てくれない?」

真顔でいう。

貴「いいけど、どこに?」

なんとなく理由はわかっているけど、尋ねる。

山「体育館だよ!!ね!ツッキー!」

月島の後ろからひょこっと顔をだしながらいう。

月「山口、うるさい」

そんな山口の言葉をスパッときる。山口はごめんツッキー!と対して気にしていない。

貴「…いいよ。行くよ」







*体育館*

月「こんにちわ〜…」

やる気のなさそうな挨拶をして部室にはいっていく月島

貴「失礼します」

青葉が部室に顔を出すと日向の表情がパーっと明るくなった。

日「青葉!!バレー部入ってよ!!」

貴「(いきなりだな…)いいけど、選手はもうだるいからやなんだよね」

苦笑いでいう。

?「バレー楽しいじゃねぇか!!」

ズンズンと頭が上向きの小さい人が話しかけてきた。

貴「…中学生?いや、先輩?なわけないか?」

山「声に出てるよ!河上さん!」

トントンと背中を叩きながらこそっと教えてくれた。

貴「え…」

?「誰が中学生だ!!!」

月「先輩だよ、一応」

山口が先輩をなだめる。

貴「すみません」

?「あれ?この子が日向の言ってた転入生?」

今度はセンター分けの先輩だろう人が話に入ってくる。

貴「…もう誰が誰だかって感じなんですけど…」

菅「あぁ、そうだね!俺は菅原孝支」

西「俺は西谷夕だ!!」

菅「あの奥で着替えてるのが東峰旭」

明らか高校生じゃないロン毛の人を指差し紹介してもらう。

ガチャ

?「うぃーっす!…って誰?」

貴「こんにちわ」

坊主の人が部室に入ってくる。

菅「その坊主が田中龍之介」

貴(人の名前がいっぱい…)

青葉は頭の中を整理しながら名前と顔をおぼていく。

田「あぁ!1年に新しくきたやつか!!」

思い出したようにいう。

田「あそこで着替えてる3人が右から木下久志、縁下力、成田和仁だ!!」

名前を呼ばれた3人は青葉を見て会釈する。

貴「田中さんは3年生ですか?」

田「俺とノヤッさんと木下と縁下と成田は2年だ!」

バーっと名前と学年を行っていく田中。

貴「(菅原さんと東峰さんは3年生か…)東峰さんは浪人っぽいけど…」

月「また声に出てるけど。」

貴「え…」

青葉の言葉にひどく落ち込む東峰。

貴「…3年生少ないですね。」

菅「あー、そうだね…俺らいれて3人だもんな…」

貴「3人?」

菅「今はまだ来てないけど、キャプテンがいるから」

貴「そうなんですk((ガチャ」

青葉の返事の途中でいきなり扉が開く。

?「悪い!遅くなった!!」

貴「(この人がキャプテンだろうな…)…こんにちわ」

?「おぉ!例の転入生か?」

そう言うとニコッと笑いかけてきた。

貴「はい、河上青葉です。」

澤「澤村大地だ!よろしくな」

スッと手を指し伸ばしてきた澤村の手を握り

貴「お願いします」

といった。

澤「入部届けとかもらった?」

貴「はい、来る前に先生にもらいました。」

ガサッと紙をカバンからだし澤村に手渡す。

澤「…マネージャーやるのか!?」

貴「あ、はい。選手はもう飽きたので、でも日向とかいるし、やろうって言ってくれたので」

その発言に影山がハッとして首が折れ曲がる勢いでこちらに顔を向けた。

貴「!?」

影「思い出した!中1の時世界ユース入りしてただろ!?」

貴「え、うん」

YESという返事に部室が一瞬静寂に包まれる。

田「まぢかよ!おい!!」

貴「は、はい」

上半身裸で青葉の両肩をがっしり掴み聞く。

月「…中2になる頃にはもういなかったよね?」

貴「めんどくさくなってやめたからね」

日「なんでだよ!!強い奴といっぱい戦えたんだろ!?!?」

貴「まぁ、うん…でもさ、周りのレベル低いっていうか…そっちに合わせないと浮いちゃうし、やっててもあんま楽しくなかった。」

当時のことを思い出しながらボソボソという。

貴「それに、周りは高校生とかでつまんないし」

菅「じゃあ中2くらいからはもうバレーやってないの?」

トレーナーに首を通しながら聞いてくる。

貴「いえ、たまに自治会のバレーに参加してますよ。たまに」

西「大人とやってるのか!?!?」

貴「はい。」

日向や西谷はスゲーと言いながらはねている。

澤「選手になってくれたらいい戦力になると思うんだけどな…。」

貴「いやいや…勘弁してください。」

ねだるような目で見てくる澤村に苦笑いでかえす。

澤「まぁ、仕方ないな!!入部届けは受け取った!」

貴「ありがとうございます」

ペコと頭を下げる。

澤「今日はどうする?見学してく??」

貴「いえ、今日からもうマネージャーとして仕事しますよ。」

澤「そうか、じゃあよろしく!」

貴「はい………あ、制服じゃまずいですよね?」

澤「そうだな…誰かジャージもってないか?」

部員に向かって呼びかける。

影「俺ありますよ。」

そういって赤いジャージを持ってきてくれた影山。

澤「じゃあ今日はそれ借りてやってくれ」

貴「はい……ありがとう。」

影山からジャージを受け取り着替える。

貴(…あ、姉ちゃんにメールしておこう。)

慣れた手つきでメールをし、体育館に向かう。

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