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[ハイキュー] 天才のマネージャー
ガッコウ!!
貴「……zzz」

ドスドスという足音をたて青葉の寝てる和室に近づいてくる姉

姉「起きろォォォォ!」

部屋中にこだまする姉の馬鹿でかい声とバンバンとうつ手の音がとてもうるさい。

貴「…うるせぇ…」

ムクッと起き上がり気だるそうに居間にいく。

姉「ほらほら!さっさとご飯食べて、学校行きなさい!初日から遅刻したら不良だと思われるよww」

貴「思われないだろ」

姉の作った卵焼きを食べながらいう。

姉「弁当も作ってあるからね!」

貴「おぉ、ありがとう」

朝食も食べ終わり身支度を整える。

貴「じゃあ行くわ」

姉「いってらっしゃい!あ、帰り牛乳買ってきてー」

貴「おう」

外の冷たい空気に身震いして歩き出す。

貴「えーっと…烏野高校だったか?」

そう呟いて商店街を歩く。

?「烏野高校!?」

後ろから声が聞こえ振り返る。

貴「え?」

?「烏野高校いくの!?転入生?」

貴「あ、うん…君は?」

日「俺日向!日向翔陽!」

貴「日向も烏野高校なの?」

明るくぐいぐいくる日向にたじろぐ青葉

日「そうだよ!あ、一緒に行こうよ!後ろ乗る?」

貴「おう」

そういい日向の乗っている自転車の後ろに乗る。

日「行くよ!」

貴「お…わっ!!」

返事すると同時にギュンと前進する。

貴「は、はやっ!」

日「え?そう?」

グングン進む自転車。

貴「さみー!」

でも、少し楽しいと思っていた。

日「ついたよ!」

貴「はやいな」

あっという間だった登校時間、今までよりずっと短く感じたのは距離の差もあるけど、きっと楽しかったからだと思っている青葉。

貴「ありがとう、日向。あ、職員室の場所教えてくれない?」

日「いいよ!!こっち!」

ダッと走り出す日向に驚きながらもついていく。

貴(走るの早いし、体力あるし…スポーツやってんのかな?)

そんなことを思いながら走る。

日「ここ!!」

ピョンピョンと跳ねながら場所を示してくる日向を見て、少し犬っぽいと思った。

貴「ありがとう。」

日「おう!じゃあね!」

貴「じゃあね」

タッタと走っていく日向を見つめてハッと思う。

貴(スポーツやってるのか聞いとけばよかった)

コンコンと職員室の扉をノックし中に入る。






貴「1-4…はどこだ?」

職員室で先生と話し進学クラスの1-4ということになった。

一生懸命1-4を探してやっとのことで見つけた。中では転入生が来るという話を先生がしている。

貴(ギリギリ間に合った)

入ってーという声を合図に教室にはいる。

貴「河上青葉です。東京から来ました、よろしくお願いします。」

「東京だってー!」「すげー!」などという声が上がる。

先生「じゃあ河上さんはあの席で」

貴「はい」

ガタッ

金髪でメガネの人の隣に座る。

*休み時間*

女1「青葉くんって東京から来たんでしょ〜?」

貴「うん」

めんどくさいのがきたと思ったが顔には出さないように答える。

女2「えー、羨ましい!」

女3「いいなー!都会!」

貴「都会でもないよ」

あはは…といいながらさっさとこの場を離れたい気持ちでいっぱいだった。

?「ねぇ、さっき先生が呼んでたよ」

貴「え?」

隣に座ってヘッドフォンをつけてたメガネの人が教えてくれた。

貴「あ、あぁ、わかった」

といい、逃げるように職員室に向かう

先生「おぉ!きたか」

貴「なんですか?」

先生「部活とかどうするっていう話をしようと思って呼んだんだが」

スッと部活動が書いてある紙をもらった。

先生「ま、やらなくてもいいんだけどね!やるなら早めに言ってくれ」

貴「…はい」

職員室を出て教室に戻るまでの間ずっと紙を見つめていた。

貴「(部活か…やっぱりバレーかn((ドンッ!…わっ!!」

前を見ていなかったため、人にぶつかってしまった。

貴「あ、すみません」

?「(ペコッ…」

会釈だけしてその場を去る黒髪の無愛想な人

貴「でかいな…」

そういい黒髪の人を見ていると

日「あ、おーーい!」

タッタッタッと走ってくるオレンジ頭

貴「日向」

日「さっき名前聞き忘れてた!」

ちょっと見上げる感じで聞いてくる日向。

貴「そうだったっけ?」

日「うん!」

貴「僕は河上青葉」

日「青葉か!…ん?あ、影山ー!!」

青葉の後方を見て何かを見つけたように叫ぶ。

貴「影山?」

影「なんだよ。」

くるっと振り返り眉間にしわを寄せていう。

貴「さっきぶつかった人、影山っていうのか…」

日「え?ぶつかったの?」

貴「うん…その節はどうも」

影「あ、ウス」

ペコッとまた会釈する。

日「なんだ!知り合いだったのか!」

貴「知り合いっていうかなんというかだけどね」

そうなんだ!と元気に返事する日向。

影「…部活やるんスか?」

なぜか敬語で訪ねて来る影山。

貴「え?あぁ、うん」

日「何やるの!?」

部活について食いついてきた日向を見てやっぱりスポーツとかやってるんだろうかと思った。

貴「あー、多分バレーかな」

日/影「「!?!?」」

バレーという言葉に異常な反応を見せる影山と日向

貴「…2人はバレー部?」

日「そう!!」

コクと頷く影山

貴「そっか、でもやるのはもう飽きたんだよね。」

日「えぇぇ!なんで!?」

跳ねながら驚く日向と口をぽかんと開けて驚く影山。

貴「小1からずっとやってきたからさ」

日「小1!?すげー!」

日向が盛り上がってる間影山は何か思い出すような仕草をしていた。

キーンコーンカーンコーン…

日「あ、じゃあな!!」

貴「うん」

小走りで教室へ急ぐ





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