[ハイキュー] 天才のマネージャー
ホントハ!?
日向や影山に提案された直接気持ちを尋ねるという方法に青葉はあまり乗り気ではなかった。
貴(直接とか簡単に言うけど…)
質問の内容が内容だろ…と呟くと大きなため息をはいた。
貴(というか大体なんて聞くんだよ…)
[想像]
*plan1*
貴「月島って僕のこと好きなの?恋愛的な意味で」
月「は?何言ってんのキモi((貴「アウトだろ…」
*plan2*
貴「月島って好きな人いんの?」
月「なんで?」
貴「僕が日向と話すと怒るから嫉妬かなって」
月「妄想乙((貴「やかましい!」
*plan3*
貴「月島、好きだ!愛してr((貴「待て待て待て、なんで僕が告白してるんだよ。」
悶々と頭の中で考えた末結局何も解決策が出なかったことにもう一度大きなため息をはいた。
貴「月島に僕のこと好きかなんて…無理だ、聞けるはずがない…しかも恋愛って…」
月「何、言ってんの…?」
貴「…。」
月「ちょっと…」
貴「…ぁ」
月「あ?」
独り言を本人に聞かれ混乱し目を回す青葉を見ながら首をかしげる月島。
貴「ぁぁ、あのっ、その違くて!いや、違くないんだけど、えっと!あの…その…」
顔を合わせて自己紹介をしてから初めてと言える青葉の焦っている姿に新鮮さを感じると共にまだ誰も見たことないだろうという優越感に浸り嬉しくなる月島。
月(え、なんで喜んでんだろう、僕。)
貴「なんか、ごめん…ちょっとまだまとまってなくて…」
月「え…あ、あぁ…別に平気。」
じっと青葉をみてそう答えると視線に気付いた青葉が気まずそうに俯いた。
そんな状況にどうしたらいいかわからなくなった月島は
月「飲み物買いに行こうとしてたんだよね、付き合ってよ。」
貴「え、うん。いいよ。」
月島の提案に顔を上げた青葉は身長的な問題で若干月島を見上げる形となる。
月「っ!!////」
貴「…え、なんで照れてんの…?」
月「照れてないから…!飲み物買いに行くよ!!」
無自覚でそうなっていたらしく青葉は分かっていなかった。
月(もう一々あざといんだよ…!)
貴「ちょ、歩くの早いんだけど…!」
タタタタッと小走りでついてくる青葉、それに気づき早さを少し緩める月島。
月「あ、ゴメン」
貴「うん。」
そのまま大したことを話すことなく飲み物を買い、教室に戻る。
スタスタ…
月・貴(なんか……落ち着くな…)
お互いそう思ったのであった。
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