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my inner space.
無題。
あの日あの場所であった
言いようのない居心地のよさ
嘘のようなうれしさに
得難いほどのキミの笑顔
大海原を覆い尽くす
渇いた彼方の風を感じ
きっといつかキミとと決めた
苦しみに挫けて途方にくれても
この心をはこんなにも困惑してる

桜の咲くころにはまだ咲いていなかった
知らず知らずに芽吹いてた
すき通る鈴の音に似た
切迫するような切ない想い
そんな僕にもそよともせずに
ただキミは笑みを漂わせてた
小さな小さな幸せは
ついせかいから僕を連れ去ってしまうけれど

手のひらに包んだキミの手のぬくもりは
とても大切で尊いものだから
何にもないたりしないでいいよ
にぎわう街から逃げ出したって
ぬくもりはまだ抜けきらずに
根を張った桜の木のように
残りつづけているのだから

早く速く走ったって
昼の日差しはどこまでも
フルスピードで降ってくる
平気な顔は平気なんかじゃない
本当は本音なんかじゃない
まだ目映い季節に負けているだけ

未来の景色をいつか見た
無理に笑ってみせる無垢なキミを
面と向かって目をみるのは恥ずかしいけれど
もっと近くでもっとキミを感じていたいんだ

柔らかな優しい光は
夕暮れ時には夢のように消えてしまうけれど
夜には夜の喜びがある

ライトを消して
凛と冴えわたる空気の中で
ルルルとなる電話の音
レールを走る電車の要に
ろうそくの光を頼りに廊下を走る
忘れていた忘れがたい笑顔

時間を空間をキミを愛をもっと
混沌と困惑と混乱と…
感情の嵐に巻き込まれないように
ずっとずっと守り続ける



>あとがき
ちょっと仕掛けがしてあります。
無理矢理なので、意味が通じないところもあるかも。
後半なんて、ほんとむりやりw


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