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FunnyShortStory
臨也とヨシヨシ×2




何だか最近、臨也さんの様子がおかしい気がする。
視線を感じて目が合えば逸らされる。ティーカップに伸ばした手が触れ合えば弾かれたように引っ込められた。話しかけても目線は合わず、今までの皮肉気な物言いはどこへやら歯切れの悪い曖昧な言葉が返ってくる。
具合が悪いのかと熱を計ろうとすれば寸前でぎこちなく手を取られた。
熱っぽい、緋の双眸。
「…三好君、」
「?…風邪をひいたなら、薬飲んで休んだ方がいいと思います」
気を遣ってみたつもりなのに、疲れたような仕草で手を払われてしまう。
…………僕、嫌われてるんだろうか。




(ヨシヨシに挙動不審気味な臨也)






壁一面を埋める、どう考えても隠し撮りとしか思えない自分の写真。三好は頭が真っ白になり、足ががくがくと震えるのを感じた。
見なければよかった。心底からの後悔が浮かぶ。
「あの、体育の時に水飲んでるとこなんてプレミアものだとは思わないかい? 角度といい、濡れた唇といい、勿体なくて他の誰にも見せられないよね」
「……………………」
「あれ? どこに電話かけてるの三好君?」
「――あ、遊馬崎さん。すみません、ガソリン融通してもらっていいですか。全てを灰塵に帰したいです」



(ストーカー臨也)






バトン小ネタ再録。







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