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HSH 08/一体、誰なんだ?/ティーンズ



一通り終えるといつの間にか12時を過ぎていた。


明日は月曜なので学校に行かなければいけない。

そう話して今日は各自休むことにした。





わからないことが多過ぎる。


学生証から自分は誰なのかがわかったし皆のことも多少はわかった。

しかし自分は死んだはずの人間なのだ。

何か心残りがある人間は皆こういう運命をたどることになるのだろうか。


「…わかんねぇなぁ」


学校へ行けばまた何かわかるだろう。
でも、自分はクラスメートだって先生だって学校のことをなにもかも知らない。

こんなんでやっていけるのだろうか。

不安ばかりがつのる。


あの声は、リナリーやアレンや神田は、そしてオレは、



―暗いことばかり考えてしまった。


どうなるかはわからないがあの声は言っていた“やり残したことをやれ”と。
だったらなるようにしかならないだろう。
すべてはもう始まったことなのだから。


ま、大変そうだってことには変わりはないけどな。

心の中で苦笑して、それから部屋の電気を消した。





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