HSH 02/私達はどうなってしまうのでしょうか。/ﾃｨｰﾝｽﾞ
次に気がついたときにはオレたちはマンションと思われる一室にいた。
「…なんだったんさ、今の？」
彼らもよくわかっていないようで、茫然としている。
「よくわからないんですが、やり残したことをやり遂げるって、じゃああなたたちも死んでいるんですか？」
白い髪の少年？らしき人がそう言った。
「私は、確かに死んだわ」
ボブヘアーの少女。
「俺も、死んだな」
長い黒髪の、声からして男か？でも…
「みんな死んでるんさね。それであの声が言うにはやり残したことがあるから、もとの世界に戻すと。じゃあここは、オレ等の住んでた世界か？」
カーテンを開けて外を見る。
場所はわからないが、建物や標識などからどうやらみんなの住んでいた場所（まぁ時代とか国とかな）で間違いなさそうだ。
「４人一緒に落とされたってことは、協力してやり遂げろってことでしょうか…？」
「まぁ、そうみて間違いないだろうな…」
長い沈黙。
お互い知らない人同士なんだから当たり前だ。
…オレ等どうなっちゃうの？
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