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story
真実。8話





『いただきます』


今日の朝ご飯はトースト二枚に目玉焼きとハムとレタスだった。
いつもならもう少し手がこんでるというか…何て言うか…
ポテトサラダ作ったり、ヨーグルトとかもだすのに、、、なんか今日のますたぁ変…
何にも喋らないし…


『ごちそうさまでした』

「お前らそっち行ってて良いぞ?」

「…ねぇますたぁ?何かあったの?」
「なにがだい?」
「だってますたぁご飯作るときも食べるときもにっこりしないから…」
「すまなかったな…ちょっと3ヶ月前の事を思い出してな?」
「3ヶ月前?」
「あぁ。お前らが来るちょっと前の事だ。」


―――俺には双子の姉が居た。
高校生なっても離れようとはせず、親も呆れてこの家を俺逹に譲り渡してもらってからずっと住んできた。
所謂双子愛だ。
だがこの家に二人で住み始めてから19年後に姉は仕事のやり過ぎて、過労死した。
姉は弟の俺の事を一番に想っていて、いつも笑顔で…いつも、"貴方の為ならなんだって乗り越えられる"と口癖のように言っていた。
そんな姉は俺が生きて行けるようにと、貯めていた貯金は、俺が死ぬまでに使い切れない程の大金だった。
無論俺も働いてはいたが、姉のように上手くは働けなかった。
姉の行動は、俺の為だけに、生きてきたと言わんばかりに見えた。俺はその姉が誰よりも好きだった。
…いや。きっと、愛していたんだ。回りが何と言おうと、俺は俺だ。その気持ちは変わらない。
姉もそんなどうしようもない俺を好きだと言ってくれた。でもきっと姉は、姉弟として俺を好き何だろうなぁと思った。けど今となったら、姉らしい考えだったなぁと思うのさ―――




「なんかこんな話しすると空気がどんよりするな…」
「ますたぁはお姉ちゃんが大好きなんだ…?」
「あぁ。そこら辺に居るどんな女よりもずっと可愛かった。」
「シスコンだったのか…」
「ちょっ!!レンっ」
「ははっ。良く言われたよ。」
「やっぱりwだってそんだけ姉が好きって言ってたら、シスコンだと思われてもしょうがないじゃん?」
「そうか?」
「そーそー。なかがいい事に越したことはないだろ?」
「言えてる。」
「俺もは毎日一緒だけどよ」
「うらやましいな。」
「でさぁ―――――


「なんかこの二人息あってる…? 二人が弟同士だから?」





ますたぁには、私みたいな双子のお姉ちゃんがいたのが、わかった。ますたぁにはますたぁなりに、悲しい過去や色々な事情があるんだなぁって思いながら、その場からこっそり抜け出して部屋に帰ったの。







〜10分後〜



「―――レン居ないと寝れないんだけど…はぁ。」





最近小説書かなくなってきてる(ーー;)ゞ



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