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story
水族館で。7話




―――そんなこんなで、マスターから服とケータイ買って貰ったけど…

「持ってるだけじゃ楽しくないなぁ…リンと一緒にどっかで遊んでこようかなぁ…うぅーん。 でもお金無いしなぁ…うぅーん…。」
「レンさっきから唸って…どしたの?」
「いやね?マスターから服とかケータイ貰ったじゃん?」
「うんうん。」
「でさぁ…外行ってこねぇ?」
「でもいいの?勝手に出ちゃって…?」
「ちゃんとマスターに言ってからに決まってるだろw」
「ですよねぇ←」
「ちょっと待ってて。」
「う…うん。」


――バタン




マスター起きてるよなぁ。





―――――――コンコン



ガチャ

「あぁ、レンか。」
「おはようマスター。」
「おはよ、レン。今日はどうしたんだ?」
「俺達外行きたくて…それでマスターに言っとこうと思って。」
「そうか。―――…ならこの水族館のチケットをあげようか?」
「いいの?というかどこでそれ買ったの?」
「いいや?なんかクジ引いたっけ、二等当たっちゃってさぁ(笑」
「ならマスター誰かと二人で行ったら?」
「いやいや…行く人居ないし、一人で行っても虚しいだけだろ?」
「まぁ…そうだよな。」
「だろ?だから二人で行っておいで♪あとお金。無駄遣いするなよ?」
「マスターありがとう!」
「はいよ。」
「そんじゃあ、行ってくるね。」


パタン―――


「俺達の分まで楽しんでくれたら良いな…」





「リ――――ンっ」
「レン〜 ますたぁに言ってきた?」
「あぁ。マスターから水族館のチケットとお金貰った。」
「え!?水族館行くの?」
「うん。家から水族館近いらしいし…」

と言いながら場所を確認した。
近いな。

「いつ行く?」
「リンは今行きたいっ!!」
「言うと思った(笑」
「えへへ♪」
「服着替えて行くかぁ…」
「うん♪」


〜30分後〜



「リン、可愛いな。」
「え?」
「その"ワンピース"が…w」
「もーっ!!」


リンはふわふわなワンピースを着て来た。
まあリンも可愛いんだけどね?普通に。


「じゃあ行くかぁ…」
「レンレン!手繋ご♪」
「やだ。」
「即答っΣ」
「嘘だって。ほら」

と右手を差し出すと、満面の笑みで俺の手を握りしめた。

「凄いテンション高いな」
「いつもこんなもんでしょお〜♪」
「いやいや…いつもより、断然テンション高いってw」
「そうゆーレンだってテンション少し高いでしょ?」
「…まぁな?」
「だよね♪だって、二人で外に出れたんだよ?初めてじゃん。」
「まぁ前はマスター居たし、ゆっくり出来なかったからなぁ。」
「うん。」
「良かったな?」
「良かった良かった♪それよりレン!早く行こ!!水族館逃げちゃうよっ!」
「水族館は逃げないけどね?」
「いーのっ!細かい事は気にしない気にしない♪」
「はぁ…」
「なんかテンション下がった?」
「うん。」
「そ…そんなきっぱり言わなくても…(泣」
「Σばっ!悪いってっ ほらっ!水族館見えるぞ?」
「どこにぃー」
「そっか…身長…」
「小さくてすみませんねっ!!」
「怒るなって(汗 リン?ちょっと。」
「なによー ………わっ!」

「……よいしょっ…と。見えるか?」

あれ?こいつこんな軽かったっけ?
とか思いながら、リンを持ち上げてみた。
ほら…赤ん坊に高い高いするみたいに…

「わぁっ!リン重いよ?」
「軽いからだいじょぶ。見えるだろ?」
「……ほんとだ!!見えるっ!」

これでもかって程にリンは俺に持ち上げられながら動いてる…
いっそのこと落としてしまおうか悩んだが止めた。

「リンー下ろすぞ?」
「え――っやだ。」
「いゃあ〜っ腕痛いなぁ…疲れたなぁ?降りてくれないか「下ろしてっ!!」
「はいよw」
「ふんっ」
「あはは…。 ほら。着いたよ? 」
「解ってるわよッ」
「リン待ってて。」






「ふぅ。受付行ってた。さ、入ろ?」
「……。」
「機嫌直せよ…な?餓鬼じゃないんだから…」
「リン餓鬼だもん…」
「あ〜。リンほらちょっと見てみろよ。可愛い魚一杯居るぞ?」
「可愛くないっ」
「いや…可愛くないけどな?あリンが居るぞ?」
「どこにっ!」
「ほら。あのサメw」
「ぶーっ!!レンだって居るよ!?ほらっあそこにいるへんなやつっ!だらだらしててレンみたいっ」
「いやいや…あれ海星な?へんなやつっていうなよ…(汗」
「あそ」
「はぁ… ほら…イルカ居るぜ?」
「…イルカ?」
「むちゃくちゃ可愛いだろ〜」
「……。キミかわいいねぇ…リンと遊ぶかい?」
「Σえ゛?イルカにナンパしてます!?」
「かわいいねぇ〜」
「また違うイルカにっ!?あぁっ!てか、聞いてます!?………ガン無視ですかぁ」



なんだかんだで、リンも楽しそうにやっていたから良いか。
あぁ。そういえば、マスターからもらったお金でリンはイルカの抱き枕を買ったようだ。俺は、ケータイ用にイルカのストラップを買った。
…と言うか、あんなでかい抱き枕あったらベットきつくね!?
まぁリンのことだから、床に落とすのが落ちだろうけどね…


………ガシャ

『ただいまぁ〜』

「おぅ!お帰りっ楽しんで…来たみたいだな?」
「うん♪見てみてますたぁ!おっきなイルカちゃん♪抱き枕なんだぁ〜」
「そうか!大事に使うんだぞ?」
「レンはなに買ったんだ?」
「ケータイのストラップ。何か安かったから…」
「安かったのか(笑良かったな」

「早速寝てくるねっ!!」
「ちょっ!!まだ5時だから今寝たら夜中に起きるぞっ…て聞いてないか。」
「いいんじゃない?」
「まあいっか(笑」
「俺も寝るわ。マスターお休み。」
「二人揃って寝るのか。まぁいいさ。おやすみ。」





「俺達も行きたかったな…なぁ、姉さん…
どうして急に死んだりなんかするんだよ……っ!!」







おっと…へんな感じだなぁ…
そろそろマスターの事書こうかなぁ…(´-ω-)


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あきゅろす。
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