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story
初めてのお買い物。 6話





――――――ピピピピピピピピピピピピ・・・・・・・…



「ん…うぅ。なんだ…もう時間か… ふわぁぁぁあ…ん〜っ はぁ。あんま寝た感じしないや。」
「すぴ―――」
「…リン起こさなきゃ…。」

そう思い、リンを揺すってみたが全く起きず。
リンーっと呼んでも唸るばかり。なので、布団をはいでみた。すると…

「リン服のりぼんは…?」
「んーっ…なぁに?服〜?…りぼんどこ?」
「はぁ…寝てる間にお前どっかに吹っ飛ばしただろ。」
「わかんなあ〜ぃ。よいしょっと…りぼんりぼん♪」

と言いながらりぼんを結び始めた。
だが、まだ寝惚けているのか、上手く結べていなかったので手伝ってやり、マスターの所へ行った。

「ますたぁ〜♪1時になったよぉ〜」
「あぁ。二人ともこの服に着替えてくれないか。」
『はぁい。』

こいつらは返事だけはハモるよなw 面白い。
とか考えていたら、レンが俺の部屋で着替えだした。

「レン、自分達の部屋で着替えてくれば良いじゃないか?」
「いや…ああ見えてもリン女の子だから。リンは別に良いって言ってるけど、どうにも…」
「そう言うことか(笑」
「うん。…よいしょっと。着替え終わったよ。」
「ん。丁度良いな。」
「リンの奴まだかぁ?もう20分も経ってるぜ?」
「女の子は仕方ないんだよ。きっとね?」
「そうなのか。」

にしても遅いなぁ…少し心配になってきた。服でかかったかな?小さいはずはないんだが…

「ますたぁ〜!この服可愛いねっ♪」
「喜んでくれてありがとう。似合ってるよ。」
「♪」
「まぁ可愛いんじゃないか?以外と?」
「何よっレンになんか聞いてないもん?」
「それじゃあ、俺はどう?」
「まぁまぁなんじゃないっ?」
「まぁまぁて…w」
「ふんっ」
「二人とも喧嘩はいいから、早く車乗りなさいυ∪」

『はぁい』



全く…着替えるだけでこんなに時間潰すなんて…
まぁいいか…。

「あぁ…お前らシートベルトしろよ?」
「あ…はい。」

カチャ…カチャ

「じゃあ行くか。」



〜10分後〜


「ますたぁ〜あそこ行くの?」
「ん?あぁ。あそこいろいろ売ってるし、値段も安いから、よく俺も来てるんだ。」
「へー」


「着いたぞ?シートベルト取って降りてな?」
「よいしょよいしょ…」
「リーン?早く降りろ。」
「だって取れな …あ。取れた。」

――バン

「好きな服あればいいな?」
「うん♪」
「あと俺から離れるなよ?」
「解ってるよ。」
「リンもだからな?一番危なっかしいもんな(笑」
「うーっ!リンは大丈夫だもんっ」
「はいはい(笑 」
「もーっ!!」






まぁそんなこんなでリンは全部合わせて12着くらい買って、レンは7、8着くらい買った。俺は2着…と。
でも双子なのに好きな服の種類が全く違うのかぁ…
リンはふわふわしたものとかなのに、レンはどっちかって言うと、落ち着いた服を選ぶ。
まぁ男と女だから当たり前か…。



「帰るぞ〜?」
「あ…うん。」





「たっだいまぁ〜」
「だだいま。」
「やっと我が家に帰ってきたわぁ…と言うか…なんかけっこう出費したなぁ…(笑」
「あ…ますたぁごめんなさい…リンが一杯服買っちゃったから…」
「いいや、いいんだよ(笑 これで二人ともいつでも外歩けるようになったんだから。な?」
「いいの?外出ても…」
「その代わり、ちゃんとこれで連絡するんだよ?」
「これ?なぁに?」
「はぃケータイ。こっちのピンクがリン。ブラックはレン。」
「マスターいいの?ケータイなんか、俺らに買っちゃって…」
「じゃないと、あとあと困るだろ?それにケータイ無しじゃぁ少し心配なんでな(笑」
「わぁ〜い♪ピンクのケータイ可愛いよ〜♪」

と早速ケータイをいじり始めたリンに対して、レンは俺にメアドと電話番号を聞いてきた。俺もこの二人にいい忘れていた。にしても気が利くなぁ…レンは。

「取りあえず、メアド変えるなら早く変えて俺に送ってくれ。なるべく早めにな?」
「うん♪今変えたからメール送るね♪」
「…よし。マスター送るよ?」
「二人いっぺんにかっ」
「送ったよ♪」
「はぃはぃ」

「ご飯つくる暇無いなぁ…カップ麺で我慢してくれ(汗」
「わかったよ♪」
「ホントすまん。」
「気にしないで?マスター?カップ麺もカップ麺で美味しいから!」
「なんかそれはそれで少し傷付く(泣」
「え゛…。マスターごめん…」
「いいよ…(泣」
―――――ズルズルズルズ



あら…?少し変なこと言っちゃったかな?
まぁ気にしない事にしよう。
お風呂入ろ。
んでさっさと髪乾かして寝よ…







沢山買ってもらってよかったねぇ(笑
まぁどんな服を買ったのかは秘密ですね。はい。



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