短編。
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部屋は暗い。
から任せられた仕事をこなして、ガロンは の用意した家に入り込んだ。電気がついてない。バレルに仕事が割り振られたのだろうか。
パチリと電気をつけると、眼前に広がる光景に目を疑った。
机にもたれ寝ているバレルが一匹。なぜか、猫耳と白い尻尾がついている。まさか、ついにバレルも羅列の大勢-numbers-になったのだろうか、思考した刹那、PiPiPi…と無機質な、サブPETの読み上げ音声が虚しく部屋に響いた。
ジルです。バレル兄ちゃんは、ファッションチップと、ホワイトカプセルにて痺れさせてます。
「じ、ジル…!」
奴はなんて面倒な事をしてくれたんだ!
奴はなんて幸せな事をしてくれたんだ!
二文字違えば、不思議、180度違う方向転換。
1日悲鳴が聞こえたとか、聞こえなかったとか。
そんな、話は彼ら二人ぞ知る。
「ねー 。」
「ん?なに?ジル」
「やっぱり、あんたは。…まぁいいや。」
「ふふっ、変なの。」
学術書を開き とジルで睨み合いが続いていたのであった。
「そう言えば、今日バレルさんから連絡ないけど…」
「え?そ?そう?」
「……」
なんとなく、今日はどんな日か理解できたので、なにもいわないでおこうて一人決めた であった。
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