図書館シリーズ。 。 「裏口、先に準備をします」 「佐藤、お前いたのか?」 「宅急便に化けて来ましたけど、何か。」 「何か。じゃなくてだな」 「とりあえず、車の準備をしてきます……それにしても堂上上官、私は稲嶺顧問に付き添わなくて大丈夫ですか?」 「本人が大丈夫と言うんだから大丈夫だ」 「そうですね。じゃあ、運転します。上官、カウント、笠原シャッターでしたね」 「3、2、1、ゼロ!」 「行きます。とりあえず、立川ですね。後ろ3人が一番安全でしょう。ね。」 「暗所恐怖症の方ご注意。因みに、私は閉所恐怖症でございます。」 「お前もか、佐藤。」 「そうですね。閉所恐怖症なんで、叫んだらすみません。」 「あんまり詫びてないだろうが」 「えぇ。」 (いつもこうなんですか?) (まぁ、最近無かったな。ぐらいですかね) (笠原、舌を噛むぞ) (そんなに運転が荒いの?) (さぁ。) (さぁ。って何?) (知らない。) (これも、ですか?) (そうですね。佐藤は、あんなのですから……。) (……急停車しました) (先に言え!馬鹿が!) [*前へ][次へ#] |