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図書館シリーズ。


「ただいま。…あれ、柴崎も笠原もいる?。」
「お土産。兄貴がルームメイトで食べろって。」
「うわ、気が利く兄をお持ちで。」
「…佐藤の所って、二人兄弟?」
「んん、兄、姉、私の三人。保-tamotu-、朔-hazime-、希-nozomi-。母親曰く、女の子は少し濁った方が綺麗になるからと言う理由で、濁点が入ってるらしい。」
「なんとも言えないコメントをありがとう。でも、佐藤と保さん、仲良かったね」
「……か?」
「関西の人間って始めて見たかも。」
「あんな兄貴が良かったらいくらでも差し出す。…要る?」
「いや、要らないけど。」
「なら、そう言うな柴崎。…笠原明日、ご両親が帰られるのだろう?…」
「佐藤の所もでしょう、何か合った?」
「……絶対にばれてる。私。」
「何が?」
「戦闘職種なのが。同じ穴の狢だな、まぁ。朔ちゃんには言わないからな。と一言が帰って来たよ。」

(同じ穴の狢…って、あんたの兄さん、図書特殊部隊!?)
(みたい。)
(みたい。じゃなくて、知っとけよ)
(知らなかった。……よりも、朔姉ちゃんにばれないようにしなきゃ。あの人が一番怖いよ……玄田隊長並に)
(うわ…怖い)


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