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図書館シリーズ。


「仕事、終わったで。」
「晩、食べに行かへん?」
「……構へんよ。」
「っちゅうか、行くのが普通やよな?」
「何行こ?」
「決めてええん?」
「構わへん、だって、お前のほうがよう知ってるやろ?」
「……怒らん?。」
「怒らんから、はよ言ってみぃ」
「寮の食堂がええ」
「あほか。」
「怒らん、言ったのお前やんけ!!」
「お前言うなや」
「……関西の佐藤さんが。」
「佐藤なんぞ、一杯居るわ」
「大阪在住の佐藤保さん(30)が。余計な事、言うんで黙ります。」
「30、言うな!!まだ29じゃ、ボケ」
「来週誕生日なら、29も30も変わらん!!」
「変わる。」
「変わらん。勝手に一人で食いに行け。知るか。……寮の門限は11時までやから。知らんで。勝手に出てけ!!」
「お前、朔-hazime-ちゃんに言いつけるぞ!!」
「待って!!それだけは、やめて!!朔姉ちゃんはっ!!」

(屁理屈の言い合いだね。)
(関西弁って、始めて聞いたかも…)
(二人を見てるとホント子ども)
(笠原と同い年に見える)
(それ、私に失礼だから柴崎)
(こうみたら、佐藤がまともに喋ってるのが変。)
(佐藤があれだけ脅えるんだから、玄田隊長並に怖いんだろうね)


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あきゅろす。
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