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図書館シリーズ。


「笠原、お疲れ。明日から2日間は事務だから。余計に疲れるかもね」
「ぎゃー。」
「あんた、事務方の覚えが壊滅的だし。そろそろ図書館業務に入らないと作業忘れるだろうから、ちょうどよかった。って言ってたわよ」
「それ、誰が?」
「堂上教官…。と小牧教官と手塚と佐藤」
「あんたもかよ。……にしても、佐藤。あんたは笠原とは逆よね。」
「まあ、あの兄貴に鍛えられてるからね。」
「佐藤の兄さんみた事がないー。」
「明日、見れるよ。確実。」
「確実?」
「多分、図書分類法に基づかない図書を治してるハズだから。あれは、私より本の虫かも。」
「あんたより、本の虫なんて。信じられない。」
「明日、見てみよう」
「…不用意に近付かない方がいい。」
「どうして?」
「笠原なら、徹底的にしごかれる。教官達より怖い。」

(佐藤が言うんだから、半端じゃない。)
(そんだけ言うから、肝が座ってるんだ。納得)
(…するな。佐藤。)


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あきゅろす。
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