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図書館シリーズ。

「笠原、今回評価できる部分が極端に少ないだけだ。開示していいなら、話は別だが。」
「絶対ダメーーーーー」
「煩い。」
「佐藤、あんたはそんなに落ち着いていていいの!?」
「兄貴を図書館に放りこんで来た。」
「そうか、あんたのお兄さん図書隊員だもんね」
「だから、余計に危惧するべき」
「駄目ジャンか。」
「さぁな。」
「おい、引っ張るのもう限界だ、ここは柴崎が付き合ってやれ。」
「…佐藤、携帯。」
「兄貴。無視無視。」
「そんなことをするやつ。だと思わなかった。」
「関西人としては、結構さっぱりしてるやつですよ。」
「なにか、あったら兄貴がここまで駆けてくるでしょう。」
「大まかな感覚は、あっちも理解してますし。今日は、閉架作業と。言ってますので。」
「お前が、笠原についてやってくれ。」
「…一応、そうするつもりですが。とことん喋るつもりはありませんが。」
「喋れ。」

(だって、図書特殊部隊だと、言ってしまいそうですから。)
(そこまで。言わなくていい。)
(一応、世間では、気の回る女の子として、活動をしていますから。)
(…そう見えない。)


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