図書館シリーズ。
。
「希ィィイィイッ」
「…………」
「元気やったか？」
「まぁまぁ。」
「病気せぇへんだか？」
「それなり」
「関東図書隊の奴ら、キツイの居らんか？」
「居らん」
「良化委員会は図書基地に入って来ぇへんか？」
「来ぇへん」
「取り敢えず、細かい話は後にして、お前の上官に会ってみたいんやけど」
「今、居らん。業務中や」
「まぁ、当たり前っちゅうと当たり前やねんけど、な。」
「当たり前ちゅうんなら来なんだら、えぇがな。アホ」
「アホちゃうわ。」
「ぁ？」
「……なんでもない、気にせんでえぇ。」
「もしかすると、居るかも知れん。ルームメイトの親も来るって、言ってたからな。」
(アホ、取り敢えず自己紹介の練習しとけば？)
(しとけば？ちゃうわ、ナメてたらあかんぞ、ボケ。)
(……帰れ。)
(つれへんなぁ、希)
(希って、呼ぶな!!帰れ、関西図書基地に帰れ!!)
(アホが、大外刈りなんてこないな所ですんな!!)
(嫌じゃ。)
(佐藤。)
(あ、教官。…ちょっと、待っといて、話、してくる)
(待たんか!!)
(待っとけ。)
(佐藤が喋ってる)
(手塚、黙っとき。シばかれないやろ？)
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