[携帯モード] [URL送信]

図書館シリーズ。


「という訳で教官。行って来ます。」
「どこにだ、佐藤」
「……兄貴がそろそろ、関東図書基地に。」
「おま…」
「前々から来るなら笠原と同じ日が楽だ。と言うことで、了承を頂きましたが、以前。」
「…そんなことを言ってたな。」
「取り敢えず、そろそろ来るので行って来ます。」
「佐藤、お前の知り合いが来てるぞ。」
「ありがと、手塚。」
「行って来ます。」
「笠原の両親が、そろそろだな。」
「…………」
「死にそうだな。」
「…なんで、私は大阪在住の佐藤宅に生まれたんだろうか。」
「そこまでの事情まで知るか。」

(佐藤?)
(死にそうだな)
(死にたい。殺せ)
(生憎自殺志願者を殺すつもりはない。)
(どうせ、泊まって行くはず……これだから図書隊は。)
(それは、お前も含まれるんだぞ佐藤)
(…………)
(あ、黙った。)
(教官、飛び降りてもいいですか?)
(やめとけ。佐藤、お前さんの兄さんから見えるぞ)
(やばい……早く行かないと。)
(佐藤、気をつけろよ)
(……了解ですよ。)


[次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!